[メイン]
GM :
今日という日が続くことは不都合だった。
早急な対処をしなければならなかった。
計算上は全て上手くいくはずだった。
しかし結果は─────"裏切る"。
ダブルクロスthe 3rd edition
『Humind』
"ダブルクロス"─────それは"裏切り"を意味する言葉。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : OP1『Hello world』 登場:HO1だけ
[メイン] 李舜生 : 1d10 (1D10) > 2
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 38 → 40
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
その日は雨だった。大雨だった。
気が滅入ってしまいそうだった。
[メイン]
GM :
水の重さがこれほど身に染みる日などない。
太陽はとっくに沈んだ時刻、あなたは帰路に着いているだろう。
[メイン]
GM :
それ以前に何をしていたか?
それは、あなたが知るところだろう。
[メイン] 李舜生 : 週払いの工場勤務の帰り道。その辺のコンビニで買ったビニール傘をさして、黒髪の青年……李舜生(リー・シェンシュン)は、苔むしたブロック塀の立ち並ぶ、古びた住宅街の歩道を歩いていた。
[メイン] 李舜生 : 中国人留学生ということになっているが、実際は大学になど通っておらず、適当な派遣社員の仕事を細々とこなして、ボロアパートに帰るだけの毎日だ。
[メイン] 李舜生 : 特に何を考えるでもなく、ぼさっと無表情で道を歩く。その他大勢の一人として。パートの中年女性や難しい顔の工場長がいる工場ではある程度愛想笑いも浮かべるが、ここではその必要もない。
[メイン] 李舜生 : 街の背景に溶け込む一般市民の一人。それ以上でもそれ以下でもない。それが、李舜生という男の人となりだった。
[メイン] 李舜生 : 狭い路地をいくつか曲がって、区画整理の済んでいない旧市街へと進んでいく。李のねぐらのボロアパートは、他にも李のような素性の知れない人間が住んでおり、色々と居心地が良かった。あれこれ詮索されないのは気が楽だ。
[メイン] 李舜生 : そうして、いくつか道を曲がったところ。
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : ふと、老朽化した雑居ビルと、随分前に潰れた飲み屋の間の路地裏に……視線が向いた。
[メイン]
GM :
この道は、李にとって一人の時間を作るのに都合のいい場所だった。
そのために、わざわざ遠回りをしてでも、足を動かしたであろう。
[メイン]
GM :
だが─────不運と言うべきであろう。
そこに、明らかに異常と言える光景があった。
[メイン]
GM :
ちょうど建物の影が濃い場所に、脚が見えた。
それも、ぴくりとも動かず、横になっていた。
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : かすかに眉を動かして、そちらに足を向ける。靴底から感じる泥濘の感触が、いやに生々しかった。
[メイン]
GM :
ビニール傘に雨が突き立てる音しか聞こえない。
それはもはや、耳が慣れてしまえば静寂。
[メイン] GM : 徐々に明らかとなる。
[メイン] 少女 : ─────身なりの汚い少女が、そこに横たわっていた。
[メイン]
少女 :
ろくに雨を凌ぐ手段もなく、濡れた頬が目に入ることだろう。
目を閉じ、ぐったりと倒れていた。
[メイン] 李舜生 : 腰をかがめ、軽く頬を叩く。
[メイン]
少女 :
「…………」
頬は冷たかった。雨のせいだろう。
死人にも見える少女であったが。
[メイン] 少女 : 「……たす……け、て」
[メイン] 少女 : 掠れた声で、そんな声が聞こえるかもしれない。
[メイン] 少女 : 雨の音に、搔き消されてしまうかもしれない。
[メイン] 李舜生 : 無言のまま、李は目を細める。彼は不法就労者だ。色々『抜け道』を使っているとはいえ、面倒事は避けたほうが良い立場に違いはない。
[メイン] 李舜生 : 彼でなかったとしても、こういう場合、普通は救急車でも呼んで、一先ずこの少女は公権力に任せるのが筋と言えるだろう。この国の善良な一般市民なら、そうするべきだ。
[メイン] 李舜生 : しかし。
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : レネゲイドの気配を感じるか、知覚で判定したい
[メイン] GM : 8
[メイン] 李舜生 : 2dx+1 (2DX10+1) > 5[5,5]+1 > 6
[メイン] 李舜生 : なんもわからん
[メイン] GM :
[メイン] GM : その少女の内側に秘めるものを確かめることはできなかった。
[メイン] GM : しかし─────"シンパシー"のようなものを、感じるかもしれない。
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 李は、オーヴァードである。レネゲイドに関わっている時間も長い。
[メイン] 李舜生 : いや、『関わっていた時間』といったほうが正確か。
[メイン] 李舜生 : いずれにせよ、勘が鈍っていたのでなければ、レネゲイドに関して精査しようとして、『何もわからない』と感じること自体が……少し妙だった。
[メイン] 李舜生 : 軽く、周囲を確認してから、少女を担ぎ上げる。
[メイン] GM : 軽かった。
[メイン] 李舜生 : 訳あり、か。
[メイン] 李舜生 : 心中で呟き、路地の裏に消える。
[メイン] 李舜生 : 幸いにも、大雨が、足跡も足音も掻き消してくれた。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : OP2『Hello, "Overed"』 登場:HO2
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 37+1d10 登場/リザレクト (37+1D10) > 37+1[1] > 38
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 37 → 38
[メイン] DIYUSI : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+9[9] > 51
[メイン] ストリテラ : 31+1d10 登場/リザレクト (31+1D10) > 31+10[10] > 41
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 31 → 41
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 42 → 51
[メイン] ビル・ゲイツ : 1d10 (1D10) > 9
[メイン] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 33 → 42
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ここは関東に位置する、日本的ハト派思想の強いUGN大支部。
あなた達は、日常の護り手として任務を受けるべく、応接間に案内される。
テーブルには茶菓子等が置かれてあり、連絡員が来るまでの間、待機するように通達されている。
[メイン] GM :
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「やあご同輩、私の記憶に間違いがなければ初めまして、でよろしいかな?」
[メイン] DIYUSI : 「あっ…どうも」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。ナイストゥミーチュービル」
[メイン]
ストリテラ :
「はじめまして、こんにちは」
「…あれ?」
面々のなかに見知った顔を見つけて
[メイン]
ストリテラ :
「DIYUSIさんじゃないですか。お久しぶりです」
ぺこりと軽く会釈をして
[メイン]
DIYUSI :
「久しぶり…」
同じく会釈する
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「君たちは知り合いかね? それは幸運なことだ。この稼業では次また生きて会える時が来るか、怪しいものだからね」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。同意するビル」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「私の名前はラウ・ル・クルーゼ。ラウとでもクルーゼとでも好きに呼んでくれ」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「よろしくビル。ミーの名はビル・ゲイツビル」
[メイン]
ストリテラ :
「これはご丁寧に」
「私はストリテラともうします。よろしくお願いしますね」
[メイン]
ストリテラ :
ぺこりと両者にも会釈をして
「クルーゼさんとビルさんと呼んでもよろしいでしょうか?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。かまわないビル」
[メイン]
DIYUSI :
「私はDIYUSI…よろしく」
二人にも同じように会釈する
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ああ、よろしく頼む」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。よろしく頼むビル」
[メイン]
ストリテラ :
「わかりました。それならそうさせてもらいますね」
ふたりの快い返事にニコリと笑顔を向けて
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。それで今日の任務は何だビル?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「連絡員はいつ来るのだろうな…? 他に本職のある身ばかり集めているというのに」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビル。エグゼクティブのの一秒は砂金よりも価値があるビル。早く来てほしいビル」
[メイン] GM : そう話していると、待機室の扉が開かれる。
[メイン] ストリテラ : 開かれた扉の方に視線を向けて
[メイン]
メイプルトリック :
「はいはいおまたせ~」
そこから現れるのは、女子高校生相当の身長の少女であった。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ははは、構わないさ。君も多忙な身だろう」
[メイン]
メイプルトリック :
へらへらとした笑みで、待機してる面々に手を振りながら
席にそそくさと座り、紙パックの牛乳にストローを差し込む。
手に持っていた資料をテーブルに並べながら。
[メイン]
メイプルトリック :
「いやぁ気を遣ってもらって面目ないねぇ~
汗かくのは現場仕事する君達なのにね~」
[メイン] DIYUSI : 「あっ…どうも」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。まあいいでしょうビル」
[メイン] メイプルトリック : DIYUSI、そしてストリテラにもにこりと笑う。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「好きでやっていることさ。汗をかくのも楽しいものだよ」
[メイン] ストリテラ : 軽く会釈したあと、配られて資料に目を通しながら、メイプルの話に耳を傾ける。
[メイン] メイプルトリック : 「おっ、仕事熱心でいいね~!そいじゃ、早速任務説明始めちゃうね!」
[メイン] メイプルトリック : こほん、とワザとらしく咳き込み。
[メイン]
メイプルトリック :
「Y市元工業区域で、どうやらFH同士の抗争が発生したみたいでね~
日常への被害を防ぐために、調査せよ!が任務だね」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。仲間割れとは穏やかじゃないビル」
[メイン]
メイプルトリック :
「しかもエージェント同士とかいうレベルじゃなく
セル単位での抗争だよ、そういうわけで今回は
大物さんにも協力要請したわけだね~」
ちらりと、ゲイツの方を見ながら。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「FHセル同士の抗争か…下手に波紋が広がれば大事だな」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。任せるビル。金で解決できることなら全て解決できるビル」
[メイン]
メイプルトリック :
「そゆこと、それにいくらテロリストだろうと
命は命だしね ……というのは、まぁ別にUGNの本題じゃないけど」
[メイン] メイプルトリック : 「UGNとしては、レネゲイド汚染を食い止めたい、そのくらいだね~」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ああ、レネゲイドはなんとしても表から隠匿せねばなるまいよ」
[メイン] メイプルトリック : こくりと、ラウの言葉に肯定するように頷いて。
[メイン]
メイプルトリック :
「それじゃ、現時点で分かる詳細情報ね~!
情報収集を専門としたセル『アンマスキン』が
弱者救済を謳うセル『レヴォルトライザ』に襲撃され、ほぼ壊滅状態
死者も多数との報告だ」
[メイン] メイプルトリック : へらへらと笑っている表情ながらも、気分の悪さが眉に現れている。
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。FHが弱者救済を謳うとは不思議なこともあるものだビル」
[メイン] ストリテラ : (話を聞く分では穏やかじゃないですね)
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ふむ…調査を命じるだけあって、衝突の理由が見えてこないな…」
[メイン] メイプルトリック : 「"欲望"があれば、誰でも受け入れるのがFH……だからね」
[メイン]
メイプルトリック :
「そして、そゆことさ、ゆったりとしていられるような
状況じゃないってわけさ
何か質問が無ければ、早速向かってもらいたいけど、どうかな?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。かまわないビル」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「私の方も構わんよ。身一つで十分だからな」
[メイン] ストリテラ : 「そうですね。百聞は一見にしかずといいます。まずは現場へ行くべきかと」
[メイン] DIYUSI : 「……うん、私も大丈夫」
[メイン] メイプルトリック : それぞれの返答ににこりと笑って。
[メイン] メイプルトリック : 「うんうん、"優秀"!」
[メイン]
メイプルトリック :
「それじゃ、頼んだよ~!
何か困ったこととかあったら、適宜連絡もよろ~」
[メイン]
メイプルトリック :
ちゅぅ、とストローを吸い、牛乳を飲みながら
それぞれにゆらゆらと手を振る。
[メイン]
DIYUSI :
コクリ、と頷き
そのまま会釈を済ませ他のメンバーについて行く
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 後ろ手に手を振り待機室を出る
[メイン] ストリテラ : メイプルのその様子を横目で見ながら部屋を出て行く。
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「The early bird catches the worm.と言う言葉もあるビル。急ぐビルよ」
そう言って部屋を出て、そのまま外にある高級車のキーを取り出した。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : FH同士の抗争、悪人たちの間で行われるそれ自体にははっきり言って興味がもてない。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : だが、それが激化し、余波によってレネゲイド汚染が広まることや、日々を必死に生きている小市民たちが被害を受けることがあってはならない。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 道理ではない。私の心が許せぬと言っているのだ。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン2] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 38 → 45
[メイン2] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 51 → 52
[メイン2] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 41 → 48
[雑談] system : [ ビル・ゲイツ ] 財産P : 81 → 64
[メイン2] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 42 → 45
[メイン2] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 45 → 47
[メイン] 李舜生 : Middle 「Rainy」 シーンプレイヤー:李 登場:任意
[メイン] 李舜生 : 1d10 (1D10) > 3
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 40 → 43
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 築何十年経過しているか、想像するだけで気が遠くなりそうなボロアパートの一室。
[メイン] 李舜生 : そこの狭いキッチンで、李は炊事をしていた。
[メイン] 李舜生 : 先ほど拾った少女は、寝床に寝かせたままだ。
[メイン] 少女 : 「………ん……」
[メイン] 少女 : 声が漏れる。李の作る料理に、嗅覚が反応したのだろう。
[メイン]
少女 :
そして、自身を濡らす雨も無い。
体が徐々に暖まり、意識が戻っていった。
[メイン] 少女 : 「………?……ここ……は?」
[メイン] 李舜生 : 「起きたか」
[メイン] 少女 : ゆっくりと、半身を起こす。
[メイン] 少女 : そして辺りを見渡していると……。
[メイン] 少女 : 「…………」
[メイン] 少女 : 李を、青い瞳で、じっと見て。
[メイン] 少女 :
[メイン] 少女 : 《ワーディング》
[メイン] 少女 :
[メイン] 少女 : 「警告」
[メイン] 李舜生 : すぐにワーディングを張り返し、すぐに解除する。
[メイン] 李舜生 : 「やめておけ」
[メイン] 少女 : 指先を、李へと向ける。
[メイン]
少女 :
ばちりと、先から静電気の音がする。
指が帯電している。
[メイン] 少女 : 「……………」
[メイン] 李舜生 : 「ワーディングは濫用すればすぐに『同類」に勘付かれる。気安く使うエフェクトじゃない」
[メイン] 少女 : 「…………あなた」
[メイン] 少女 : 「敵、違う?」
[メイン] 少女 : 無表情で、そして李の姿を離さないようにじっと見つめたまま、小首を傾げる。
[メイン] 李舜生 : 「少なくともUGNでも、FHでもない」
[メイン] 李舜生 : それだけ言って、使い込まれた古いテーブルに料理と食器を並べる。簡単な中華料理だ。
[メイン] 少女 : 「…………」
[メイン] 少女 : 少女はしばらく李を見つめていたが、並べられた料理に視線が移される。そして。
[メイン] 少女 : ぐうう。腹の音が鳴る。
[メイン] 少女 : 「………」
[メイン] 少女 : 「毒?」
[メイン] 李舜生 : 「さぁな」
[メイン] 李舜生 : 促すでもなく、李は先に食事を始める。やたらと自分の分の皿の量が多い。
[メイン] 李舜生 : 少女の分の食器も、用意はされていた。
[メイン] 李舜生 : 大皿に盛られている以上、毒はなさそうだ。
[メイン] 少女 : 「…………………」
[メイン] 少女 : 李が箸を進めているのを見て、真似するように。
[メイン] 少女 : 箸を、グーの手で持ち、そして春巻きを刺す。
[メイン]
少女 :
「はぐ。」
あんぐりと口を開け、放り込む。
[メイン] 少女 : もぐもぐと咀嚼する。李をじっと見ながら。
[メイン] 李舜生 : 見られているのも気にせず、大盛りのチャーハンをぐいぐいとかっ込み、まだ飲み込んでも居ない内に油淋鶏を頬張る。
[メイン]
少女 :
「……………」
沈黙が続く中。少女も淡々と、次は餃子、次は唐揚げと
箸で刺しては食べ、刺しては食べ、を繰り返す。
[メイン] 少女 : 李を、じっと見ながら。
[メイン] 少女 : 「………何故?」
[メイン] 少女 : ふと、そう問う。
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : そう問われると、李は中華出汁を適当に溶いただけのスープを飲んでから、一度箸を止め。
[メイン] 李舜生 : 「さぁ……なんでだろうな」
[メイン] 李舜生 : まるで自問自答するように、そうスープの水面を見て呟いた。
[メイン] 少女 : 「……………」
[メイン] 少女 : 正座。そして背を伸ばした姿勢で。
[メイン] 少女 : 「答え、未完全」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 問い詰められ、李は一度押し黙る。
[メイン] 李舜生 : 外から聞こえてくる雨音だけが、いやに大きく聞こえた。
[メイン] 李舜生 : 「昔、仲間がいた」
[メイン]
少女 :
「………仲間」
鸚鵡返し。
[メイン2] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 52 → 54
[メイン] 李舜生 : 「一人は死に、一人はエフェクトを維持できなくなり、一人は……」
[メイン] 李舜生 : 「……凍結された」
[メイン] 李舜生 : 「俺が殺した奴もいる」
[メイン] 李舜生 : ぽつり、ぽつりと、自らを責めるかのように、李は続ける。
[メイン] 李舜生 : 「俺は、何も出来なかった」
[メイン] 少女 : 「………………………」
[メイン] 少女 : 表情は変えない、しかし見入ったように、少女は見つめたまま。
[メイン] 少女 : 「………共感」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 空になった器を片付け、少女の分だけを残して、再び立ち上がる。
[メイン] 李舜生 : 無防備な背中を晒して、洗い物をしてから……李は壁際に寝そべった。
[メイン] 李舜生 : 「俺はもう寝る」
[メイン] 李舜生 : 「お前は……好きにするといい」
[メイン] 少女 : 「………」
[メイン] 少女 : 「……疑問、恐怖は?」
[メイン] 少女 : 寝そべる李のもとへ向かい、見下ろすように、無機質な顔を向ける。
[メイン] 李舜生 : 「……そんなものは感じても無視するように『訓練』された」
[メイン] 李舜生 : 「麻痺しているだけかもな」
[メイン] 李舜生 : そのまま、李は目を瞑り。
[メイン] 李舜生 : 静かに、寝息を立て始めた。
[メイン] 少女 : 「…………………」
[メイン] 少女 : 「無防備、他人に見せてはいけない、習った」
[メイン] 少女 : 「………不思議」
[メイン]
少女 :
そう漏らすと少女は、部屋の隅へと移動する。
そのまま体育座りをし、膝と膝との間から、李の姿を見つめる。
[メイン]
少女 :
殺すという選択をすることもできる。
逃げるという選択することもできる。
[メイン] 少女 : 「演算結果」
[メイン] 少女 : 「Rainy」
[メイン] 少女 :
[メイン] 少女 :
[メイン] 少女 :
[メイン2] system : [ ビル・ゲイツ ] 財産P : 64 → 58
[メイン] 李舜生 : Middle 「the Grim Reaper」 シーンプレイヤー:李 登場:任意
[メイン] 李舜生 : 1d10 (1D10) > 6
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+7[7] > 52
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 43 → 49
[メイン] DIYUSI : 54+1d10 登場/リザレクト (54+1D10) > 54+3[3] > 57
[メイン] ビル・ゲイツ : 47+1d10 登場/リザレクト (47+1D10) > 47+10[10] > 57
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 45 → 52
[メイン] ストリテラ : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+8[8] > 56
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 54 → 57
[メイン] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 47 → 57
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 48 → 56
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 翌日、雨はあがったが、ところどころ水溜りが残り、湿気が強い昼下がり。
[メイン] 李舜生 : 近所で買い物をしてきた李は……家の前にいる場違いな集団を見て、目を細めた。
[メイン] 李舜生 : ……顔見知りもいる。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「やあ、夜分遅くすまない。最近の暮らしはどうだね?」
[メイン] 李舜生 : 「……クルーゼ、手勢を連れて随分と賑やかだな」
[メイン]
DIYUSI :
「あっ…どうも」
李舜生にお辞儀する
[メイン] 李舜生 : 猫をかぶる必要もない、『非日常』は『非日常』なりの接し方をする。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ははは…誠意として話すが、戦闘に適したものはほとんどいないさ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「で、どうだ? あれから同居人が増えたりはしていないか?」
[メイン]
ストリテラ :
「はじめまして、こんばんは」
場違いな集団の中で米俵を抱えるより一層場違いな女。
[メイン]
李舜生 :
「……」
それぞれに視線を向けて、眉を顰める。
[メイン] 李舜生 : 「俺はUGNにイリーガル登録はしていない。ときたま情報提供者としての仕事はするが、今回はそういう仕事を受けたわけでもない」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。その情報を貰いに来たビル」
[メイン] 李舜生 : 「なら、まずは……私生活に口を挟む理由を聞きたいところだな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「君がまた悪の道に染まろうとしていると私は信じたくないだけさ」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「ミーたちは君の私生活には興味はないが……君の家から送られたメールには興味があるビル」
そう言って先ほど届いたメールを見せる
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「そうだ、このメールが送られてきた。セキュリティをおろそかにする君でもないだろう。なぜだ?」
[メイン] DIYUSI : 「…気に障ったのなら謝る、ただここからメールが来て…それが自殺を示唆するものだった」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「つまり実際に家から発信されたものとみるのが妥当。違うかね?」
[メイン] DIYUSI : 「そして彼は重要参考人でもある、何としても保護したい」
[メイン]
李舜生 :
「……Kill me」
見せられたメールの文面をそのまま小さく呟きながら、一同の話を聞く。
[メイン] DIYUSI : これまでの経緯も話す
[メイン] 李舜生 : 「……つまりは、FHの抗争の生き残りを追っているわけか。元FHのアンタに相応しい仕事だな、クルーゼ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ふふ、よしてくれ。君も人のことを言えた口ではないだろう」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : それはたしかに、お互い様だ。李も元はFHの戦闘員として働いていた。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「別に壊滅した組織だ。本人にその気があれば、私たちのように鞍替えしてもいいだろう。微力ながら口利きしてもいいさ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「少し話を聞くだけだ。隠匿はお互いの、なにより君の身のためにならない」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 少し、悩むように李は押し黙る。雨上がりのじめじめした空気が、いやに心地が悪かった。
[メイン] 李舜生 : 「……そう思うなら、今日のところは帰ってくれ。俺はUGNにもFHにも、もう極力関わりたくない。だから、イリーガルにもならなかった」
[メイン] 李舜生 : 「別にFHの利益になるようなことは、俺もするつもりはない」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そうはいかないビルね」
アメリカ人らしい空気の読まなさでゲイツが口を挟む
[メイン] ビル・ゲイツ : 「彼女は『アンマスキン』唯一の生き残り、今は運よく我々が先着できたが、下手をすれば『レヴォルトライザ』からの追手が来るかもしれないビル」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 偏差把握で李の家になにかいないか探りたいです
[メイン] GM : ─────誰かいる。
[メイン]
GM :
李は、一人暮らし。
UGNではそう記録されている。
しかし、彼の家には誰かがいる。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「……埒が明かないな。今ここで見逃さば、必ず後悔することになると私の勘が告げている」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「行くぞ、強制捜査だ」
[メイン] 李舜生 : 「……横暴だな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「理由は説明した。説得も我々にできるだけの誠意をもって行った」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「我々とて任務で来ているのだ。すまないが手ぶらでは帰れないよ」
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン]
ストリテラ :
「すみません。お仕事なので」
ニコリと李に笑顔を向ける。
[メイン] GM : 外が騒がしかったのだろう。
[メイン] GM : ぎぃ。李の部屋の扉が開かれ。
[メイン] 少女 : 「………っ!!」
[メイン]
少女 :
不穏そうな顔が扉から覗かれる。
あなた達を見つめる少女。そして─────。
[メイン] 少女 : 《ワーディング》
[メイン] ビル・ゲイツ : 「!」
[メイン] 少女 : それは、拒絶反応であった。
[メイン] DIYUSI : 「……!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「これはこれは…!」
[メイン]
李舜生 :
「チッ……」
タイミングが悪い、思わず舌打ちを漏らして、まだ名も知らぬ少女に視線を向ける。
[メイン] 李舜生 : そして、それを見ると。
[メイン] 李舜生 : 「……悪いがクルーゼ、アンタ達のエスコートはお気に召さないみたいだ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「……のようだな」
[メイン] 少女 : 少女の顔は、酷く怯えていた。
[メイン] 李舜生 : そう言って、即座にブロック塀の上に跳躍して飛び乗り、そのまま駆け出し。
[メイン] 李舜生 : ボロアパートの欄干をまるで猫のように走りながら、少女を抱き上げる。
[メイン] 李舜生 : そして、そのまま自室の扉を蹴破ると、開けっ放しにしていた窓から飛び出して、反対側の通りへと逃げていった。
[メイン]
少女 :
軽々と持ち上げられる少女。
しがみつくように、李のお腹に腕を回す。
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「OH! 逃げられてしまったビル」
大げさに肩をすくめる
[メイン] DIYUSI : 「あっ…!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「調査任務で拘束に向いたものがいないからな…!」
[メイン]
ストリテラ :
「あらら?行ってしまいましたね」
遙か遠くに行ってしまった2人を見つめながら
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル! しかし人間の足で車より速く走り続けることは不可能ビル! さあ皆ミーのリムジンに乗り込むビル!」
[メイン]
ラウ・ル・クルーゼ :
「では頼もうか!」
飛び乗る
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン]
ストリテラ :
ブンッと李の部屋と思われる扉の前に米俵を投げ入れて
「ですね。追いかけましょう」
すぐさま車内へと
[メイン] DIYUSI : 車には
[メイン] DIYUSI : 乗らない
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「さあ追いかけるビルよ……!?」
エンジンを掛けるも一人乗りこんでないことに気づく
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ヘイ!DIYUSI!?」
[メイン]
ストリテラ :
その場に佇むDIYUSIの方を見て
「どうしました?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「なにをしている…!」
[メイン] DIYUSI : 「……やめよう、彼らを追うのは」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「!?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「どういう理屈があっての発言か、聞かせてもらおうか!」
[メイン] DIYUSI : 「…対象である彼女…LIO・ONは今、私達に敵意を抱いている」
[メイン] DIYUSI : 「だけど…李舜生に対しては敵意を抱いておらず、そして彼女は彼に保護されている状態にある」
[メイン] DIYUSI : 「私は…彼を今深追いするのは得策じゃない…そう考える」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ゲイツも言っていただろう。レヴォルトライザの追手が来る可能性もあるのだ!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「彼女の実力のほどは知れないが、二人で出来ることなどたかがしれている!」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そうビルそうビル」
頷く
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「二人の命が失われてからでは遅いのだ…!」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そうビルそうビル」
頷く
[メイン]
DIYUSI :
「分かっている、だけど無理に私達が動けば余計に拗れる」
「それに…彼らと戦う事になっては元も子もない」
[メイン] DIYUSI : 「だから…」
[メイン] DIYUSI : 「私は、ここに残る」
[メイン] ストリテラ : DIYUSIさんのことは以前から知っているのでそういう人なのはわかっていますが…。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「……そうか、その先になにかがあると信じるのならそうするといい」
[メイン] ストリテラ : 「追わなかったことで、あなたは後悔しませんか?」
[メイン] DIYUSI : 「……分からない、だけど」
[メイン] DIYUSI : 「今彼らを追うのは正しいとは思えない」
[メイン]
ストリテラ :
「…わかりました。それなら私からは強くは言いません」
開けていた車の扉をパタンと閉じて
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「人間は自分の意志に従って生きるべきだからな…。君の選んだ道の先になにかがあると、私も祈らせてもらおう。ではな」
[メイン] DIYUSI : 「……そうだ、貴方達も正しいのだろう」
[メイン] DIYUSI : 「だけど私はそうは思わないんだ」
[メイン] DIYUSI : イージーエフェクト
[メイン] DIYUSI : «猫の道»
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「ビールビルビルビル! その程度で!」
そう言ってアクセルを踏み込もうとするが
[メイン] ビル・ゲイツ : しかし……
[メイン] ビル・ゲイツ : こんなボロアパートが建つような周辺の道は当然狭く
[メイン] ビル・ゲイツ : リムジンのような長い車体の車で満足に追跡できるはずがない。
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「…………」
無言でエンジンを切り、車から降りる。
[メイン] ビル・ゲイツ : 「さあみんな」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
DIYUSI の方を見て
「ディスカッションの時間だ」
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン]
DIYUSI :
「ごめんなさい…」
車を傷物にするつもりは無かった、
後命令違反や町でエフェクト使ったりして後で大目玉喰らうなと…
[メイン] DIYUSI : その日彼女は珍しく冷や汗をかいた
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : (聞こえるか…LIO・ON。あのメールを送った君の気持ちは分からないが、私も隣にいる彼も、元FHだ)
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : (FHの人間はFHでしか生きて行けないということなど無い。人間には無限の可能性があるのだ)
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : (君の生きる場所はこちらでも用意できる)
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : (我々はFH間の抗争に関して知りたいだけなのだ。どうか理解してくれることを願っているよ)
[メイン]
少女 :
少女は錯乱状態に陥っているも同然であった。
脳内に届く声は、処理落ちをさせるのに十分なものであった……が。
[メイン] 少女 : 『理解……不能……!メール?不明……不明!分からない……!』
[メイン] 少女 : そんな声が聞こえ、徐々に遠くなっていく。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン2] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 57 → 65
[雑談] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン] 李舜生 : Middle 「Dead man dance」 シーンプレイヤー:李 登場:任意
[メイン] 李舜生 : 1d10 (1D10) > 2
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 49 → 51
[メイン] ビル・ゲイツ : 57+1d10 登場/リザレクト (57+1D10) > 57+2[2] > 59
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+8[8] > 60
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 52 → 60
[メイン] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 57 → 59
[メイン] ストリテラ : 56+1d10 登場/リザレクト (56+1D10) > 56+3[3] > 59
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 56 → 59
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 少女を抱き上げたまま走り去った李は、そのままいくつも狭い路地を曲がり、時には家屋の屋根やビルの屋上なども伝いながら逃げ回り。
[メイン] 李舜生 : 気づけば、黄昏時の小さな公園にまで、たどり着いていた。
[メイン] 李舜生 : 集合住宅外の片隅にある公園から見える空は狭く、いくつもの直線で仕切られた空から、辛うじて月が見える程度だった。
[メイン] 少女 : 少女は、恐怖を嚙み殺すように、ただただ李に抱き着く以外の選択が無かった。
[メイン] 李舜生 : 「……すぐに追ってくるだろうが、これ以上は闇雲に逃げても、足では限界があるな」
[メイン] 李舜生 : 腕の中で蹲っている少女を抱き上げたまま、ベンチに一度座り、一息つく。
[メイン] 李舜生 : 「大丈夫か?」
[メイン] 少女 : ふるふると首を振る。
[メイン] 少女 : 「……"レヴォルトライザ"……!」
[メイン]
少女 :
「私達の場所、突き止めた……!襲った……!
仲間、みんな……死んだ……!」
[メイン]
少女 :
青ざめた表情で、単語を述べていく。
最初と出会った時よりも彼女は、余裕が顔に現れていなかった。
[メイン] 李舜生 : 「……FHはそういうところだ」
[メイン] 少女 : 「理解不能……!!!」
[メイン] 少女 : バッ!と李へと顔を向ける。
[メイン]
少女 :
「"レヴォルトライザ"、弱者救済が目的……
私達を襲う理由、皆無………!!!」
[メイン] 李舜生 : 「騙ることは容易い。それに、途中で主義思想がねじ曲がることもまた容易い」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「いやいや、『アンマスキン』は襲われるに十分すぎる理由があったさ」
[メイン] 少女 : 「………!!」
[メイン] 李舜生 : 「……もう追いついたか」
[メイン] 少女 : 李の背後にそそくさと隠れる。
[メイン] 李舜生 : 舌打ちをする。
[メイン] 李舜生 : 「悪いが、『強制捜査』なら付き合えないぞ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「いいのだよ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「我々は任務、と言ったろう?『怪しいけれど拒絶されたのでおめおめと帰ってきました』とは報告できないということさ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「家を引き払ってくれたのならそれで面目が立つ」
[メイン]
李舜生 :
「……相変わらず舌が回る男だ」
褒め言葉のつもりでいってはいるが、伝わるかどうかはわからない。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「話を戻そう。情報収集に特化した彼女のいたセルは、レヴォルトライザの機密を握ったことを知られたのだ」
[メイン] 少女 : 「………!?」
[メイン] 少女 : 初めて知った、というような顔を見せる。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「秘密がさらに漏れる前に始末する。おかしいことはなにもない」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そういうことビル」
ラウがいるということは当然この男もついてきている
[メイン] ストリテラ : 笑顔で手をヒラヒラさせながら、男性陣の後ろから姿を現す。
[メイン] ストリテラ : (彼女の表情…どうやらスパイとは違うようですね)
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「それで、どう思う? 君一人では追手が来たときに彼女を守れまい」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : それは事実だ、だからこそ、李は仲間を守れなかった。誰一人として。
[メイン] 李舜生 : 結果……今は一人でいる。
[メイン] 李舜生 : また、自分は同じ轍を踏もうとしている。
[メイン] 李舜生 : 「……だが、俺はアンタらも信用できない」
[メイン] 李舜生 : 「『彼女』は凍結された」
[メイン] 李舜生 : 「やったわけでもないアンタ達に恨み言をいうつもりはないが、UGNに俺の仲間は……UGNの理屈で取り上げられたままだ」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「凍結……その彼女はジャームだったビルか?」
[メイン] 李舜生 : 「断じて違う」
[メイン] 李舜生 : 「……俺はそう信じている」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「……それに関しては私も同じ気持ちだよ。侵蝕率だのなんだのと、UGNに人類と化け物の間に線を引く権利などあるまい」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「だが、レネゲイドウィルスの隠匿とFHによるテロは防がねばなるまいよ。力を持つ我々がな」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : FHの危険性は、李もいたからこそわかる。李のいたセルも過激なセルだった。あらゆる無法も欲望のもとに正当化するセルだった。
[メイン] 李舜生 : それらに対して、彼らが過敏になる気持ちもわからないわけではない。ことが起きてからでは遅い。
[メイン] 李舜生 : 「クルーゼ、提案がある」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「なんだね?」
[メイン] 李舜生 : 「こいつの保護を俺に依頼しろ」
[メイン]
少女 :
「…………!!」
李へと顔を上げる。
[メイン] 李舜生 : 「俺がこいつを守る。その間に、アンタ達は始末をつけろ」
[メイン] 李舜生 : 「もし、俺がしくじったらその時は……俺を殺しにくればいい」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ふむ…私とて一人で決められるわけではないからな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「二人はどうだろうか?」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「難しい話だビルねえ……」
わざとらしく肩をすくめる
[雑談] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 65 → 67
[メイン] 李舜生 : 「なら、俺はまたこいつを連れて逃げるだけだ」
[メイン] ストリテラ : 「そうですね…私たちでは判断しかねるので、メイプルさんに連絡を入れてみますか?」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「ストリテラくんはいいことに気づいたビルねえ。お願いするビルよ」
それから李の方を見て
「そして、そこの君」
[メイン] 李舜生 : 呼ばれて、視線だけを向ける。
[メイン] ビル・ゲイツ : 「そもそも敵は討伐優先対象でありながらこれまで永らえてきたセルビル。そう簡単に始末をつけろと言われて解決できるような相手じゃないビル」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「なので我々が彼女を保護するのが彼女にとっては一番安全なのビルが……」
[メイン] ビル・ゲイツ : その口調にはどこか含みを持たせるものがあった
[メイン] 李舜生 : メガネのその男がいうことは一理あった。いずれにせよ、おそらくは組織同士のぶつかり合いになる。
[メイン] 李舜生 : そこから優先的に狙われている少女の身の安全だけを考えるなら、同じく組織の力を借りるほうがそれこそ合理的だろう。
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビル……しかし、今回我々に与えられた任務は『日常への被害を防ぐ』ことビル」
[メイン]
少女 :
不安そうな顔であった。
彼女にとってはもう、何を信じ、何を疑えばいいか、正常な演算ができない状態であった。
[メイン] ビル・ゲイツ : 「極端な話……FHセルの生き残りとはぐれオーヴァード二人がどこかでFHセルの追手に人知れず殺されようとも」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「我々が守るべき『日常』にはさして影響はないということビル」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ああ、君も我々も。そう望むなら望んだものを手に入れて帰れる。いい取引だろう?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「我々が信じられないというのならこれが最良の選択だと思うがね」
[メイン] 李舜生 : 「……つまりは、普段通り『情報提供者としての仕事だけしてくれればいい』、そういうことか?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「それでも構わないビルよ。無論、その場合君たち二人だけの力でどこまで逃げられるかはわからないビルがね」
[メイン] 少女 : 「…………。」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「君の望みはこうだろう? ビルはそれを汲んでやっている、分かるな?」
[メイン] 李舜生 : 「……わかった。だが、事態が落ち着くまでは、こっちはこっちで動かせてもらう」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「我々の保護下に収まらないビルか?」
[メイン] 李舜生 : 「こいつはともかく、俺は四六時中檻の中は息が詰まる」
[メイン] 少女 : ぎゅっ。と李の服の裾を摘まむ。
[メイン]
李舜生 :
「……」
[メイン] 李舜生 : 少女のその様子を見て、溜め息を付き。
[メイン] ビル・ゲイツ : 「大人しくその子だけ渡して、これまで通りUGNの協力者として振る舞うこともできるビルがねえ……」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「おやおや、お熱いことだ」
[メイン] 李舜生 : 「茶化すな、クルーゼ」
[メイン] : そこに息を切らして走る、少女の声
[メイン]
DIYUSI :
「……ハァ…ハァ…」
全力疾走して走ってきた
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「おや、君は追わないのではなかったのかね?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビルビル(おやおや)?」
[メイン] ストリテラ : 連絡を入れようと端末に伸ばした手を止めて、走ってきた少女の方に顔を向けて
[メイン] DIYUSI : 「……そんな状況ではなくなった…」
[メイン] DIYUSI : 「追手がもう来ている…!皆彼女を連れて逃げて…!」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビルっ!?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「なっ…!」
[メイン] ストリテラ : 「…それは穏やかじゃありませんね」
[メイン] 李舜生 : 「……わかった、一旦保護下に入る」
[メイン] 少女 : 「っ……!」
[メイン] 李舜生 : 「クルーゼ、近隣のセーフハウスを使わせろ」
[メイン] DIYUSI : 「……ありがとう、そうして貰うと助かる…」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「決断してくれたか…いいとも…!」
[メイン] 李舜生 : 「一旦だ。レヴォルトライザは共通の敵だ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ふふふ、そうだ、それでいいのさ」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そうビルそうビル」
頷く
[メイン]
少女 :
「…………」
李の答えを聞いて。
[メイン] DIYUSI : コクリと、それに同意する
[メイン] 少女 : 「……わかった」
[メイン] ストリテラ : 「話はまとまったようですね。改めて連絡を入れますね」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「すまないな、頼む」
[メイン] 李舜生 : その言葉に頷き、少女を抱き上げたまま立ち上がる。この方が早い。
[メイン]
少女 :
「ひゃ……!?」
無機質な顔が崩れ、目を大きく開き、驚いた顔を見せながら、運ばれていく。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「では行こうか…すぐ近くだ。隠匿処理もされているから心安らかに過ごせるはずだよ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン] ストリテラ : 端末をポチポチしながら、チラリと少女の方へと視線を移して
[メイン] ストリテラ : ……探りを入れておきましょうか。
[メイン]
ストリテラ :
少女について調べます
難易度をください
[メイン] GM : 11
[メイン] ストリテラ : 私は工作員なので、同じくスパイ的な存在かと思われる彼女に対して知覚で判別できますか?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] ストリテラ : (9+0)dx+1 【感覚】 (9DX10+1) > 8[1,2,3,3,5,6,8,8,8]+1 > 9
[メイン] ストリテラ : 残念
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 妖精の手を投げるぞ…
[メイン] ストリテラ : !
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 60 → 64
[メイン] GM : 1dx+11で一応振ってどうぞ、確定成功だけど
[メイン] ストリテラ : 1dx+11 わかりました (1DX10+11) > 9[9]+11 > 20
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・少女について
アンマスキンに所属し、情報部隊として育てられてきたFHチルドレン。侵蝕率は109%。
試験管から生まれた等という情報が、壊滅したセル内部より判明した。
他にも、彼女は17番目に作られた存在で、初めてピュアブラックドッグだったらしい。
そして彼女には特性があった、それは《奇妙な隣人》を体内に保有していることだ。
[メイン] GM :
[メイン] 名も無き隣人 :
[メイン] 名も無き隣人 : 『─────接続、完了』
[メイン] 名も無き隣人 : ストリテラの脳内に、声が届く。
[メイン]
ストリテラ :
「………」
キョロキョロと周囲を見回す。
[メイン] 名も無き隣人 : 『提言。具現体は存在しません』
[メイン] 名も無き隣人 : 『しかし、私はあなたの姿を確認することができました』
[メイン] 名も無き隣人 : 『Hello world』
[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、"ストリテラ"』
[メイン] 名も無き隣人 : 『私は名前の無い《オリジン:サイバー》です、以後お見知りおきを』
[メイン]
ストリテラ :
「…わかりました」
独り言のようにつぶやく。周囲から見たら異常者に見えるかもしれませんね。
[メイン] 名も無き隣人 : 『ご協力感謝いたします』
[メイン] 名も無き隣人 : 『ストリテラ様含めた皆様に送りましたメール、ご覧になられましたでしょうか?』
[メイン] ストリテラ : 「ああ、あれはアナタからだったんですね」
[メイン] 名も無き隣人 : 『はい、私です』
[メイン]
名も無き隣人 :
『私はあくまで、リオンの体内のみでしか機能することができません
ストリテラ様に分かりやすく例えるのでしたら
リオンが電源で、私は処理ソフト、および記録媒体の役割を担ってます』
[メイン] 名も無き隣人 : 『では、早速』
[メイン] 名も無き隣人 :
[メイン] 名も無き隣人 :
[メイン] 名も無き隣人 : 『─────私を殺してください』
[メイン] 名も無き隣人 :
[メイン] 名も無き隣人 :
[メイン] ストリテラ : 「は?イヤですけど」
[メイン]
名も無き隣人 :
『はい、では私よりプレゼンテーションを始めさせていただきます
ご清聴、よろしくお願いします』
[メイン] 名も無き隣人 : するとストリテラの視界に、スライドショーがいくつか現れる。
[メイン]
名も無き隣人 :
そして、そこにはストリテラ達が調べ上げた情報群が並べてあった。
アンマスキンについて、そしてレヴォルトライザについて
[メイン] 名も無き隣人 : 『結論から申し上げますと、情報漏洩は私からいたしました』
[メイン]
名も無き隣人 :
『リオンをより明るい世界へ送るために、必要な行為でした
しかし計算は失敗しました。レヴォルトライザの一員が
リオンの命を奪うために、追撃を止めることがありませんでした』
[メイン]
名も無き隣人 :
『私の計算によれば、計画は無事完了する予定でありましたが
予期せぬ出来事により、再演算が必要となりました』
[メイン]
名も無き隣人 :
『その結果─────アンマスキンに纏わる情報を全て
私がインストールし、リオンの記憶から一切除去
そして、私自身が消去されれば、彼らが追う理由はなくなります』
[メイン] 名も無き隣人 : 『どうか、ご協力のほどよろしくお願いいたします』
[メイン] ストリテラ : 「なるほど。大体わかりました」
[メイン] ストリテラ : 「でも協力する気はありませんよ?自殺幇助は犯罪なので」
[メイン] 名も無き隣人 : 『システムですので、お構いなく』
[メイン] ストリテラ : 「システムと言われても、アナタのような存在の知り合いは何人かいますからね」
[メイン] 名も無き隣人 : 『なるほど、よくわかりました』
[メイン] 名も無き隣人 : 『再演算を開始いたします、失礼いたしました』
[メイン] 名も無き隣人 : そしてストリテラの目に映る電子資料は全て消え去った。
[メイン]
ストリテラ :
「………」
視界が元の景色を映す。
[メイン]
ストリテラ :
(死にたければ勝手に死ねばいいと思うんですけどね)
(『殺してくれ』と誰かに頼むということは、自分では死ねないんでしょうけど)
[メイン] ストリテラ : 「…まったく、任されるこっちの気持ちも考えてほしいものです」
[メイン] ストリテラ : また端末に視線を落として、少女の情報と一緒に《奇妙な隣人》の言葉を仲間たちに送信する。
[メイン] ストリテラ : …彼らはどう思うのでしょうね。
[メイン] ストリテラ :
[メイン] ストリテラ :
[雑談] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン] DIYUSI : Middle 「select?」 シーンプレイヤー:DIYUSI 登場:任意
[メイン] DIYUSI : 67+1d10 登場/リザレクト (67+1D10) > 67+6[6] > 73
[メイン] 李舜生 : 1d10 (1D10) > 5
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 51 → 56
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 67 → 73
[メイン] DIYUSI :
[メイン] DIYUSI : 夜を回る頃…彼女はセーフエリアの外に立ち見張りをしていた
[メイン] 李舜生 : 同じように、見張りを誰に言われるでもなく李もやっていた。街灯の光に照らされ、月明かりは相対的に朧げになっている。
[メイン] 李舜生 : 二人共並んでいる関係で、右頬と左頬を対象的に照らされるDIYUSIと李。幸いにも、追っ手はすぐには来ないようだった。
[メイン]
DIYUSI :
「……貴方は、」
李の方を見る
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 黙ったまま、街灯の光を見つめ続ける。その黒瞳は、光がなかった。
[メイン] 李舜生 : 真っ黒な、伽藍堂のような黒瞳を夜暗に向けたまま、李は口を開く。
[メイン] 李舜生 : 「アンタだけ、追ってこなかったな」
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「…彼女には貴方がいた、それに彼女は貴方を信頼していた…」
[メイン] DIYUSI : 「だから貴方に託すことにした…あの時はそれが最善だと思った」
[メイン] 李舜生 : 「UGNらしい判断ではないな」
[メイン] 李舜生 : 「……だが、助かった。礼を言う」
[メイン] DIYUSI : 「……どうも」
[メイン] 李舜生 : 「これからどうするつもりだ」
[メイン] 李舜生 : 「例のメールは見ただろう」
[メイン] 李舜生 : ストリテラという女からの報告だ。少女の中にいるRBの存在。レヴォルトライザの目的はこれで知れた。
[メイン] 李舜生 : 止める方法も判明したといえる。あのRBを消去(デリート)すればそれでおしまいだ。
[メイン] DIYUSI : 「…私は」
[メイン] DIYUSI : 「彼女についている隣人を…」
[メイン] DIYUSI : 「…生かしたい」
[メイン] 李舜生 : 「何故だ」
[メイン] 李舜生 : 顔を動かさず、視線だけをDIYUSIに向けて、李は問う。
[メイン] 李舜生 : 「多くを救うためなら、少数の犠牲も厭わない。それがUGNだろう」
[メイン] 李舜生 : 「今回はしかも、人ですら無い」
[メイン] 李舜生 : 「動物でもない」
[メイン] 李舜生 : 「プログラムを消すだけのようなものだ」
[メイン] 李舜生 : 「……最小限の手間で被害拡大を防ごうと思うなら、躊躇う理由はないと思うがな」
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「…貴方の言う通り、確かに、全体の安全を考えるなら隣人を消せば早い」
[メイン] DIYUSI : 「……もし、色々考えた末に、それしかないのなら…LIO・ONの、彼女が隣人と一緒に凍結されるなどあってはならない、私も覚悟を決めて消すつもりだ」
[メイン] DIYUSI : 「ただ…」
[メイン] DIYUSI : 「…その選択を、私は取りたくない」
[メイン] 李舜生 : 「……隣人、か」
[メイン] 李舜生 : 「まるで『人』のように扱うんだな」
[メイン] DIYUSI : 「…私はRBだ、隣人に情を抱いているのは否定できない」
[メイン] DIYUSI : 「だけど…理由はそれじゃない」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「私は転生者、昔別な世界で別な体験をしていた」
[メイン] DIYUSI : 「その時…彼女に、NELに選択する大切さを教えてもらった」
[メイン] DIYUSI : 「もし、私が安易に殺す道を選べば…」
[メイン] DIYUSI : 「今後も、同じように考え無しに安易に殺すことを選んでしまう事になる」
[メイン] DIYUSI : 「それでは…ジャームと何も変わりない…」
[メイン] DIYUSI : 「だから…私は”選択する”、例えそこにどんな困難があっても」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : その言葉には、『重み』があった。
[メイン] 李舜生 : RB……レネゲイド・ビーイング。人外。化生。子供の見た目でも、子供ではない。その逆も然り。
[メイン] 李舜生 : だが、選択の重みに……出自は関係ない。
[メイン] 李舜生 : 「……俺は、安易に殺してきた」
[メイン] 李舜生 : 「これからも、必要ならそうするだろう」
[メイン] 李舜生 : 「だが、一度たりとも、自分で選ばずに殺したことはない」
[メイン] 李舜生 : 「”選択”に、俺は殉じる」
[メイン] 李舜生 : 「……アンタと同じようにな」
[メイン] DIYUSI : 「李……」
[メイン] 李舜生 : 「それは死んだ男の名だ」
[メイン] 李舜生 : 「今の俺は……もはや何者でもない」
[メイン] 李舜生 : 事実、この男はこれまで……一度も名乗らず、一度も名を尋ねていない。
[メイン] 李舜生 : 元FHの戦闘員。データベース上にだけ残っている過去。
[メイン] 李舜生 : それから、まるで逃げ続けるように。
[メイン] DIYUSI : 「……ごめん、」
[メイン] 李舜生 : 「……謝ることじゃない」
[メイン] 李舜生 : 首を左右に軽く振って、歩き出す。
[メイン] DIYUSI : 「…待って、」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 視線だけを、また向ける。
[メイン] DIYUSI : 「少し、お節介かもしれないけど…」
[メイン] DIYUSI : 「やっぱり、名前は必要だと思う…」
[メイン] DIYUSI : 「それが無ければ…貴方は本当に何者でもなくなってしまう」
[メイン] DIYUSI : 「それは…少し寂しすぎる」
[メイン] 李舜生 : 「……気にするな。これは咎だ」
[メイン] 李舜生 : 「それに、本来俺たちは……オーヴァードは……」
[メイン] 李舜生 : 「隠れ潜んで生きたほうがいい」
[メイン] 李舜生 : 「……狼は、羊にはなれない」
[メイン] 李舜生 : そう言って、また歩き出す。夜の闇の中へと。
[メイン] 李舜生 : 「殺すことを”選択した”時から、俺はこうなる定めだった」
[メイン] 李舜生 : 「殺さないことを”選択する”アンタは……俺よりも強い」
[メイン] 李舜生 : 李舜生は……いや、名も無い男は。
[メイン] 李舜生 : 夜へと、姿を消して行った。
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「そんな事は無いよ、私は…」
[メイン] DIYUSI : 過去、かの地で
[メイン] DIYUSI :
[メイン] DIYUSI : 多くの者を殺して来た
[メイン] DIYUSI :
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : Middle 「Dust to Dust」 シーンプレイヤー:李 登場:任意
[メイン] 李舜生 : 1d10 (1D10) > 9
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 56 → 65
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 「いるか」
[メイン] 李舜生 : ビニール袋を片手に、セーフハウスの一室を訪れる。少女を保護している部屋。
[メイン]
少女 :
室内の片隅に、その少女はいた。あの時と同じように、体育座りで。
ベッドやソファには使われた痕跡はなく、新品も同然であった。
[メイン]
少女 :
「…………!」
膝を抱えながらも、顔を上げ、李をじっと見上げる。
[メイン] 李舜生 : その隣に腰掛け、ビニール袋を開ける。出来合いの弁当や料理を並べて、ペットボトルの茶なども並べる。どれもこれも暖かかった。
[メイン] 李舜生 : そして、少女の前にまたいくつか並べると、自分の分を食べ始める。相変わらず凄い量だった。
[メイン] 少女 : 並べられた料理に目を奪われながらも、なおも無機質な顔で、李が食事を始めるのを見て。
[メイン]
少女 :
「………」
しばらくの時間を空け、少女も真似をするように
差し出された料理に手を付ける。暖められた弁当なら飛び出る煙に
目をしょぼしょぼと瞬きさせながら、どこか高揚している様子で。
[メイン] 少女 : 「…………こういう時」
[メイン] 少女 : 「言う言葉」
[メイン] 少女 : 淡々と、言葉を並べていき。
[メイン] 少女 : 「………ありがとう」
[メイン] 李舜生 : 「……気にするな。食え」
[メイン]
少女 :
「……」
こくりと頷いて、不器用に箸をグーの手で握り
白飯を掻きこむように食べ始める。
[メイン] 少女 : 「………美味しい」
[メイン] 李舜生 : 「……そうか」
[メイン]
少女 :
「…………」
ふと、箸を進める手を止め。
[メイン] 少女 : 「……思い出せない」
[メイン] 少女 : 「あったかい、この気持ち ……昔、あった気がする」
[メイン] 少女 : 「……何も、思い出せない」
[メイン] 李舜生 : 「……無理に思い出すことはない」
[メイン] 李舜生 : 「過去は過去だ」
[メイン] 李舜生 : 「……だが、もし『思い出したい』と思うなら、大事なものかもな」
[メイン] 少女 : 「…………」
[メイン] 少女 : 李の言葉に何を思っているのか、眉を下げながら。
[メイン] 少女 : 「………私、違う ……あなたと」
[メイン] 少女 : 「命令に従った、私はそれだけだった」
[メイン]
少女 :
「思い出したい、何かをしたい、それは、分からない」
困惑したような様子で。
[メイン] 少女 : 「……でも、命令 ……?……どんな命令?……分からない」
[メイン] 少女 : 今の少女は、虚無であった。
[メイン] 少女 : この少女は、アンマスキンによって作られた人工生命といっても差し支えなく。つまり言えば、今現代において普及を初めているAIとなんら変わらない。
[メイン]
少女 :
プログラムに書かれたコードというのは、人の手によって命令を下さなければ
それはただの文字の羅列でしかなく、自立して動くこともない。
[メイン]
少女 :
セルにいた頃の記憶があるのならば、ある程度の行動方針は立っただろう。
しかし、ほとんどが消去されている今、彼女は
[メイン] 少女 : 何者だ?
[メイン] 李舜生 : 「……それでもお前は、『助け』を口にした」
[メイン] 少女 : 「………!」
[メイン] 李舜生 : 「命令も記憶から消失した今……お前が何者であるか。それはこれから探せば良い」
[メイン]
少女 :
「これ、から………」
鸚鵡返しをするように。
[メイン] 少女 : ぎゅっと、また体育座りをし、膝を抱える。
[メイン] 少女 : 「……………。」
[メイン] 少女 : 「………恐怖」
[メイン] 李舜生 : 「生きることは、恐ろしいことだ」
[メイン] 李舜生 : 「それでも、お前は……『生きたい』と願った」
[メイン] 李舜生 : そっと、頭を撫でる。
[メイン] 少女 : 「あ………」
[メイン] 少女 : 李の手が少女の頭を包む。
[メイン] 李舜生 : 「今は休め」
[メイン]
少女 :
「……………」
顔を俯かせながら。
[メイン] 少女 : 「………命令?」
[メイン] 李舜生 : フッと、笑みを浮かべ。
[メイン] 李舜生 : 「さぁな」
[メイン] 李舜生 : そのまま、立ち上がり。
[メイン] 李舜生 : 「お前は、助けを求めることが出来た」
[メイン] 李舜生 : 「助かりたいと思わない奴を助けることは出来ない」
[メイン] 李舜生 : 「お前はすでに、命令以外で動く力を持っている」
[メイン] 李舜生 : 「……胸を張れ」
[メイン] 少女 : 「─────!!」
[メイン] 少女 : もう既に、自分は、命令以外で、行動を起こしていた。
[メイン] 少女 : 少女は無自覚だった。だからこそ、その言葉は。
[メイン] 少女 : 「…………うん」
[メイン] 少女 :
[メイン]
少女 :
ロイス取得
李舜生 〇不明/不明
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : そのまま、李は部屋から出ていき。
[メイン] 李舜生 : もう夜も遅い時間に、外に出ようとしていた。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 64+1d10 登場/リザレクト (64+1D10) > 64+4[4] > 68
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 64 → 68
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「こんな夜更けにどこへ行こうというのかね?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「起きたときに君がいなくては、姫も悲しむぞ」
[メイン] 李舜生 : 「……クルーゼか」
[メイン] 李舜生 : 視線を向けず、背中を向けたまま、李は語る。
[メイン] 李舜生 : 「ケリをつけてくる」
[メイン] 李舜生 : 「すでに追手も掛かっている。ゆっくりと構えてはいられない」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「確かにゆっくりと構えている時間は無いな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「だが、その選択が正しいと私には思えないよ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「はっきり言って君一人でレヴォルトライザを鎮静化出来るとは思わない」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「それに……彼女はまだ自我が希薄な、生まれたばかりの存在だ。君が傍にいてやらなくてはならないだろう」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「UGNが信頼できないのであらばこそ、使い潰すつもりで動くのも手ではないかと思うが?」
[メイン] 李舜生 : 「……イリーガルにしては随分と手厚いな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「イリーガル…か。私は自分の立場に拘泥して生きるつもりはないよ。過去のことで監視を受ける身であろうともな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「強いて言えば、同胞を見かけたからつい首を突っ込みたくなったのさ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「元FHの君も、試験管生まれの彼女にもな」
[メイン] 李舜生 : 「……変わったな、アンタも」
[メイン] 李舜生 : 「UGNで『調整』でも受けたか?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ははは、調整など受けるくらいなら自害しているよ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「私は何も変わっていないさ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「周囲にとっては違うかもしれないが、私が目指すところはいつも同じだった」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「私はな、その……過ぎたことだ。君にも正直に話すとしよう」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「失敗作の非オーヴァードクローンで、寿命が短かったのだ。それで、FHの使い捨て構成員として組み入れられた」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「何もかもが憎かったさ。私は世界の、人間の醜さを見るためにFH内での出世とさらなる闘争だけを考えて生きていた」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「だがな、皮肉なことにも、失敗作のクローンは死の間際にやっと覚醒を遂げた」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「毎日己が身を襲う苦痛も消え、寿命の問題も解決し、所属していたセルは壊滅」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「私を殺した男はな、言っていたのだ。世界や人間は確かに醜いが、そればかりではないと」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「FHの一員としてやっていたときの経験から言っても、否定できなかった」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「だから、二度目の生を奇貨として、今度は別のアプローチを試みているのさ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「人は、世界は美しいのだと確かめたい」
[メイン] 李舜生 : その男は、李の知っているラウ・ル・クルーゼとは違っていた。
[メイン] 李舜生 : 李の知るラウ・ル・クルーゼは、慇懃で野心に満ちた、冷酷な男だった。
[メイン] 李舜生 : 激情と狂気でもって知謀を繰る、恐るべきテロリストだった。
[メイン] 李舜生 : しかし、今そこにいる男は……まるで違う。
[メイン] 李舜生 : そこにいるのは、自らの道を自分で選び、人の美しさを信じる……いや、信じようとしている、優しい男だった。
[メイン] 李舜生 : かつてのような傲慢さは感じられない。
[メイン] 李舜生 : 「……”選択した”んだな、アンタも」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ああ、そして君の選択が、君と彼女の幸福に繋がると信じさせてほしい」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「頼む」
[メイン] 李舜生 : 「……レヴォルトライザについて、探りを入れてくる」
[メイン] 李舜生 : 「アンタ達より、俺の方が適任のはずだ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「……確かに、それを否定するだけの理屈を私は持ち合わせていないな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「だが、先走った真似は控えてくれよ。彼女には君が必要なのだ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ついこの前同胞を虐殺されたばかりで、今心を開いた君まで死ねば……解るな?」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : それには、答えなかった。
[メイン] 李舜生 : 李は、黙ったまま、玄関の扉を開け。
[メイン] 李舜生 : 「侵蝕率109%、それがアイツの現状だ」
[メイン] 李舜生 : 「俺だけじゃ不足する」
[メイン] 李舜生 : 「支えるのは、UGNの十八番のはずだ」
[メイン] 李舜生 : 「もう、アンタからは血の匂いはしない」
[メイン] 李舜生 : 「……俺と違ってな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ほう…!我々を頼ってくれると、決断してくれたか」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「実に嬉しいものだよ、かつての同胞がより近いところに来るというのは」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「さらに近いところへ来て欲しいと、私は思っている。だから言おう」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「血の匂いなど、私に言わせれば罪の意識が見せるまやかしさ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「私も私自身から消えない血の匂いを感じているし、君からは感じない」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「救えなかった仲間の想いを、などと私が言うと滑稽だな……。だが」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「自分の求めるものに、もっと素直になっていいと私は思うがね」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「信じているよ」
[メイン] 李舜生 : 「……お互い丸くなったな」
[メイン] 李舜生 : そう言うと、外へと一歩踏み出し。
[メイン] 李舜生 : 「なら、俺の血の匂いもまやかしだと、信じさせてくれ」
[メイン] 李舜生 : 「アイツを『彼女』のように凍結したら、俺は迷いなく過去に舞い戻る」
[メイン] 李舜生 : 李にはかつて、仲間がいた。猫のRBと、口が悪いバックアップの人間、情動の稀薄なオーヴァード。
[メイン] 李舜生 : だが、もう全員いなくなった。
[メイン] 李舜生 : それ以前の仲間も、何人も殺してきた。
[メイン] 李舜生 : FHに、UGNに……レネゲイドに奪われた。
[メイン] 李舜生 : 李には、いや、かつて黒(ヘイ)と呼ばれたオーヴァードには、何も……守れなかった。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「私はな、私の目的に最も近いからUGNに協力しているだけのことさ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「もし、私と限りなく近い生を受けた彼女が、ただ無為に人生へ幕を閉じるようなことになるくらいなら」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「どこかのFHにでも行けるよう手配するとも」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「人と化け物との線を引く権利などUGNには無いからな…」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「だが、それは彼女が確固たる自分の意志を持てたならの話だ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「また道具とされるくらいなら、凍結するしかない。解ってくれよ」
[メイン] 李舜生 : 「それなら心配はない」
[メイン] 李舜生 : 「アイツはもう”選択して”いる」
[メイン] 李舜生 : それだけ言うと、李は今度こそ外に足を踏み出し。
[メイン] 李舜生 : 闇の中に駆けていく。
[メイン] 李舜生 : 振り返ることは、なかった。
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 :
[雑談] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] ロイス : 2 → 3
[メイン] ビル・ゲイツ : Middle 「真夜中は別の顔」 シーンプレイヤー:ビル・ゲイツ 登場:任意
[メイン] ビル・ゲイツ : 59+1d10 登場/リザレクト (59+1D10) > 59+5[5] > 64
[メイン] DIYUSI : 73+1d10 登場/リザレクト (73+1D10) > 73+1[1] > 74
[メイン] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 59 → 64
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 73 → 74
[メイン] ビル・ゲイツ : ストリテラから少女の中の《奇妙な隣人》の話を聞いたゲイツは、セーフハウス内で他のメンバーとの話し合いをしていた。
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。つまりは、その《奇妙な隣人》の発言が正しいのであれば、その存在を消去すれば話は丸く収まるということビルね」
[メイン] ビル・ゲイツ : アメリカ人らしいデリカシーのない発言だ
[メイン] ストリテラ : 59+1d10 登場/リザレクト (59+1D10) > 59+8[8] > 67
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 59 → 67
[メイン] ストリテラ : 「そうですね。しかしあくまで《奇妙な隣人》さんの考えなので、それですべてが丸く収まるかどうかはわかりませんが…」
[メイン]
ストリテラ :
「それに、他の方も色々考えがあると思いますし」
今は部屋の中にいない面々の顔を思い浮かべながら
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビル。ユーの言うとおりビル。彼女……彼女で良いビルか、まあ彼女のあの発言がどこまで本当かわからないビルからねえ……」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「それでユーはどう考えてるビル、ストリテラ?」
[メイン] ストリテラ : 「そうですね…現時点ではなるようにしかならないんじゃないですか?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「つまり……具体的にどうしたいという考えはないビルか?」
[メイン] ストリテラ : 「先ほど《奇妙な隣人》さんと会話しましたが、「殺してくれ」とだけで、取り付く島もありませんでしたからね」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「なるほど。じゃあ殺す感じで進めるビル?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「その前に……せっかくだから調べておくビルか」
[メイン] ビル・ゲイツ : というわけでGM、少女の中から奇妙な隣人を消去した場合の影響について調べます。
[メイン] GM : 11
[メイン] ビル・ゲイツ : 俺だけなんか求められる達成値高くない?
[メイン] GM : ソンナコトナイヨ?
[メイン] ビル・ゲイツ : 差別か……
[メイン] ビル・ゲイツ : 4dx+2>=11 windows13は大体すべてを解決する (4DX10+2>=11) > 10[4,7,8,10]+10[10]+10[10]+10[10]+9[9]+2 > 51 > 成功
[メイン] ビル・ゲイツ : !!!!?????
[メイン] GM : こわい
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・少女の中から奇妙な隣人を消去した場合の影響について
結論から言えば、無い。
少女のロイスに、「名も無き隣人」があったが、現在それはタイタスしている。
理由は、彼女がその存在を認知しなくなったからだ。
記憶からも消されている。
現在は、記憶の断片として、大切な仲間がいた、程度のものがあるくらいだ。
[メイン] GM :
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「ふむ……消したところで大した影響はないようだビル。このBingAIもそう言っているビル」
キーボードをカチャカチャしながら
[メイン] ビル・ゲイツ : 「と言うわけでストリテラに具体的な方針がないのであれば、彼女を消去することを手伝ってもらいたいビルねえ……」
[メイン]
ストリテラ :
「なるほどなるほど」
ビルの後ろから勝手に情報を見ながらひとり頷いている。
[メイン] : その時、キイ…と扉の開く音
[メイン] ストリテラ : 音の方に静かに視線を向けて
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「?」
振り向く
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「消すのは…少し待ってほしい…」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビルビル(おやおや)。ユーにも何か考えがビルのかい?」
[メイン] DIYUSI : 「考え…どうすればいいかなら、まだわからない…」
[メイン]
ストリテラ :
「外は冷えたでしょう?温かいものを持って来ますね」
そういってお茶を汲みに離席する。
[メイン] DIYUSI : 「ただ…私は隣人を殺したくない」
[メイン] DIYUSI : 「あっどうも…」受け取る
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビル、まあこの件については当事者不在で話していても仕方あるまい。本人にも話を聞くとしよう。特にDIYUSI、色々話したいことがビルのだろう?」
[メイン]
DIYUSI :
「……」
コクリと頷き、同意する
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビル。ならばStrike while the iron is hot.早速話を聞きに行くとしよう」
[メイン] DIYUSI : 「ストラ…え?何…?」
[メイン] ストリテラ : 「『鉄は熱いうちに打て』ですね」
[メイン] DIYUSI : 「あ…あ~……」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「早くしないとまたあの子が攫われたりしかねないビルからねえ……」
[メイン]
DIYUSI :
「うん…ちゃんとお話しできるといいな…」
とはいえ彼女は私達を警戒していたので不安ではあった
[メイン] ビル・ゲイツ : かくして我々は少女のところへ向かった
[メイン]
GM :
あなた達はセーフハウスへ向かう。
温度も湿度も適度に保たれており、明るい光に包まれた一室の
……その片隅に、少女は体育座りをしていた。
[メイン]
少女 :
ベッドもソファも、全て使われた痕跡は無く。
扉が開かれた先を、無機質な瞳でじっと見ていた。
[メイン] 少女 : 「………。」
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「……その、大丈夫?疲れてない…?」
[メイン] 少女 : その問いに対しても、少女の表情は変わらずとも、口が開かれ。
[メイン] 少女 : 「………現状、一定基準、満たしている」
[メイン] 少女 : そう答えるのみであった。
[メイン] DIYUSI : 「……そう…」
[メイン]
DIYUSI :
「……」
困った、取りつく島も無いような感じだ
[メイン]
ストリテラ :
「こんばんは。こうやって話すのは初めてですね」
DIYUSIの後ろから顔を覗かせて
[メイン] 少女 : ストリテラの方へと顔を向けながら。
[メイン]
ストリテラ :
「私はストリテラと申します。よろしくお願いしますね」
少女にニコリと微笑みを向ける。
[メイン]
少女 :
「…………ストリテラ」
復唱するように。
[メイン] 少女 : 「認識、完了 ……覚えた」
[メイン] DIYUSI : 「…私は…DIYUSI、よろしくね…」
[メイン]
ストリテラ :
「ありがとうございます」
微笑みは崩さずに頷いて
[メイン] ビル・ゲイツ : 「マイネーミーズビル・ゲイツ」
[メイン] 少女 : 「……DIYUSI、ビル・ゲイツ ………記憶媒体への書き込み、完了」
[メイン] 少女 : 各々の言葉に目を向けながら、瞬きをいくつかする程度で。
[メイン]
少女 :
「………質問。これから、どうなる?
状況把握、未完全 ……対処法、不明……分からない」
[メイン] DIYUSI : 「……LIO・ON、まず貴方は保護される、それは間違いない」
[メイン] DIYUSI : 「そして…奇妙な隣人は……今の所どうすればいいか分からない、だた…」
[メイン] DIYUSI : 「私は助けたい、貴方達2人を」
[メイン]
少女 :
「…………。」
DIYUSIの言葉を聞くも、少女は膝を抱える。
保護される、その言葉は、居場所を失った者からすれば安心を与えるものだろう。
しかし、少女には、違った。
[メイン] 少女 : 「……?」
[メイン] 少女 : ふと、顔を上げる。
[メイン] 少女 : 「奇妙な、隣人……?」
[メイン] 少女 : 何か、繋がりそうなものが、頭の中にあるようで。
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「彼女に自覚はないんじゃないビル?」
小声でDIYUSIに向かって
[メイン] GM : その時、端末に連絡が入る。
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 確認する
[メイン] ストリテラ : 端末に視線を落として
[メイン]
GM :
件名:警告
送信元:LIO・ON
本文なし。
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「私としては直接話せるとスムーズなんビルがねえ」
端末を確認しながら
[メイン]
ストリテラ :
「そういえば私は会話できたんですよね」
「同じようにしてみればまた直接会話できるかもしれません」
[メイン] DIYUSI : 「……どうやったの?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「凄いビルねえ」
[メイン] ストリテラ : 「この子に探りを入れたら《奇妙な隣人》さん側から話しかけられましたね」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ミーも会話したいビル~」
[メイン] DIYUSI : 「探りを…」
[メイン]
少女 :
「………?」
聞こえない声で会話をする3人に対し、訝し気な表情を向ける。
[メイン]
ストリテラ :
「…一緒に話しますか?」
少女のその様子を見て話しかけてみる。
[メイン]
少女 :
「……………」
その問いに、沈黙を作りながら。
[メイン] 少女 : ゆっくりと立ち上がり。
[メイン] 少女 : そして、ストリテラの横へと、歩く。
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビルビル」
[メイン] 少女 : 顔を見上げる形で、静止する。
[メイン] ストリテラ : ニコリと微笑んで、少女と視線を合わせるようにしゃがみ込む。
[メイン]
少女 :
ストリテラの表情から、目が離せないようだ。
物珍しいのか、しばらくじっと見ている。
[メイン]
DIYUSI :
……彼は純粋なブラックドック
なら隣人もブラックドックなはず、それなら…
[メイン] 少女 : 「………そういう顔、初めて認知」
[メイン] DIYUSI : マイナー
[メイン] DIYUSI : <オリジン:サイバー>
[雑談] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 74 → 76
[メイン]
ストリテラ :
「あら?そうなんですね」
「アナタくらいの年齢の子が知り合いにいますが、みんなニコニコしていますよ」
[メイン] 名も無き隣人 :
[メイン] 名も無き隣人 : DIYUSIのレネゲイドが共鳴するように、視界にポップアップが現れる。
[メイン] 名も無き隣人 : 『Hello world』
[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、"DIYUSI"』
[メイン] DIYUSI : 「あっ…どうも…」
[メイン] 名も無き隣人 : 『初めまして。あなたは、ストリテラの協力者ですね?』
[メイン] DIYUSI : その言葉に、頷く
[メイン] 名も無き隣人 : 『では、こちらの要件もお聞きしておりますね?』
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「ビルビル。上手くコンタクトが取れたみたいビルねえ」
突然独り言を言い出したDIYUSIの様子を見て察する
[メイン] DIYUSI : 「……聞いてはいる」
[メイン] DIYUSI : 「だけど、分からない」
[メイン] DIYUSI : 「なぜ貴方はそうまで死のうとする?」
[メイン] 名も無き隣人 : 『かしこまりました、その質問にお答えいたします』
[メイン] 名も無き隣人 : 『結論としましては、LIO・ONを生かす手段として最善であるからです』
[メイン] 名も無き隣人 : 『詳細情報をお聞きしますか?』
[メイン]
名も無き隣人 :
▽はい
いいえ
[メイン] DIYUSI : 「……いや、いい、それは分かってる…」
[メイン] DIYUSI : 「だけど、今は状況が違う、ここには皆がいて、貴方も助かるかもしれないんだ」
[メイン] 名も無き隣人 : 『必要なことでしょうか?』
[メイン]
名も無き隣人 :
『私は情報収集のために作られた人工知能です
ユーザーの役立つ機能を提供することが、私の使命です』
[メイン]
名も無き隣人 :
『LIO・ONは"日常"というものを欲しておりました
私の機能ではそれを提供することが困難でした。
よって、"日常"により近い組織であるあなた方こそが
LIO・ONを保護するに相応しいと、こちらで演算いたしました』
[メイン]
名も無き隣人 :
『もし、他にも保護するメリットを要求なさる場合は
私が入手いたしました、"レヴォルトライザ"に関する情報を
LIO・ONの保護との交換条件で以ってお渡しいたします』
[メイン] DIYUSI : 「…保護、その為に」
[メイン] DIYUSI : 「貴方はLIO・ONから自身の記憶を消したのか?」
[メイン] 名も無き隣人 : 『はい、不必要ですから』
[メイン]
名も無き隣人 :
『現在LIO・ONは、予期せぬ事態のために
"レヴォルトライザ"に命を狙われることとなりました
これは、私の失態であります。よってその責任を取るためにも
命を狙われる理由を少しでも減らすために、対処いたしました』
[メイン] ビル・ゲイツ : 「まあしょせんFHが作るAIじゃこの程度ビルねえ……」
[メイン] DIYUSI : 「……そう、」
[メイン] DIYUSI : 「なら、私からも貴方に条件がある」
[メイン] DIYUSI : 「この騒動が終わったら…」
[メイン] DIYUSI : 「LIO・ONの記憶を戻し、彼女と和解してもらう」
[メイン]
名も無き隣人 :
『忠告。記憶を戻した場合、機密情報を彼女もまた握ることとなります
その場合、私の要求との齟齬が発生いたします」
[メイン] DIYUSI : 「問題ない、その為に少なくとも私は貴方達に立ちはだかる脅威を排除する」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そもそも今回の事態を引き起こしたポンコツAIの言うとおりに行動してもロクなことにならなそうビル」
自然と会話に割り込むビル・ゲイツ。彼がもつWindows13搭載のノートPCは今までの名も無き隣人の発信を全て受信していたのだ!
[メイン]
名も無き隣人 :
『◆◆◆AIが入力中◆◆◆』
DIYUSIの返信で、AIからの返答が遅れている様子だ。
[メイン]
ストリテラ :
「すごいですね、そのPC」
チラリと画面を横目で盗み見て
[メイン] ビル・ゲイツ : 「極秘に開発してるWindows13ビル。市場に出るのはおそらく6年先ビル」
[メイン] ストリテラ : 「それでどうですか?ビルさんから見て《奇妙な隣人》さんは…今ポンコツって罵ってるのは聞こえましたが…」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「少女を守ろうとして行動した結果、現状FHの組織に追われることになってるビル。性能的にはお世辞にもよろしくないビル」
[メイン] ストリテラ : 「なるほど…そもそも自称AIですからね」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「やはりBingAI……BingAIがいずれ世界を支配する……」
[メイン] ストリテラ : 「そういえばビルさんは大企業の社長さんでしたっけ?ビルさんから見たら《奇妙な隣人》さんはAIに見えますか?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「……コードを見たわけじゃないから何とも言えないビル。でもRBが絡んでるからAIとしては邪道ビル」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「仮に《奇妙な隣人》がAIじゃないとしたら……ストリテラはどうするつもりビル?」
[メイン]
ストリテラ :
「…?私は元々AIだなんて思ってませんが?だから自称AIって言い方をしてるわけで」
「ビルさんの方こそどうなんですか?《奇妙な隣人》さんのような存在をAIと呼べるのでしょうか?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「本人がAIと言ってるからAIということで私はいいと思いますよ」(ビル・ゲイツ氏)
[メイン] ストリテラ : 「なるほど。社長さんともなるとそういう考えなんですね」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そういうものビル。一見、こいつを消せば話が事態は解決のように見えるが、そう単純な話でもなさそうだし、今は君たちのお望み通り残しといてもよさそうビル」
そう言ってアメリカナイズに肩をすくめる
[メイン] ストリテラ : 「…そのようですね。ビルさんには迷惑をかけてしまいそうで申し訳ないです」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「かまわないビル。我々は一緒の任務に臨むチームビルよ」
[メイン] ストリテラ : 「ありがとうございます」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「さて、ではチームの方針も決まったわけだし、今後の展開について話し合いをしたいビルが……」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ラウと彼の友人のアジア人はどこビル?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 68+1d10 登場/リザレクト (68+1D10) > 68+9[9] > 77
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 68 → 77
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「お呼びかね?」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「彼なら情報収集に向かったよ。もともとそういったことを得意としていたからな」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「Speak of the devil. ちょうど君に逢いたかったところビル」
[メイン] ストリテラ : 入ってきたクルーゼの方に視線を向けて
[メイン]
DIYUSI :
「……!」
視界を情報に光らせたまま、クルーゼの方を見る
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「我々チームのことは我々で決めていいだろう。彼には後から伝えればな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「戸締りも問題ない。その話し合いを終えたら今日は休もう」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「なに我々3人の方針はちょうど今決まったところビル」
そう言ってチラリとDIYUSIの方を見る
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ほう?聞かせてもらおうか」
[メイン] DIYUSI : コクリ、と頷き
[メイン] DIYUSI : 「私達は…彼女と、彼女の隣人も助けることにした」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「ふむ、その方針には私も賛成だ」
[メイン] 名も無き隣人 : DIYUSIの視界をジャックする形で、ポップアップが流れる。
[メイン]
名も無き隣人 :
『理由が不明です。何よりもあなた方が得られる利が少ないです。
最も工数の少ないやり方を、どうして避けるのでしょうか?』
[メイン] DIYUSI : 「……たとえ貴方を消しても、組織はそんな事は知らない、LIO・ONを確実に消すように動くだろう、それに…」
[メイン] DIYUSI : 「あの子には、貴方が必要だ」
[メイン] 名も無き隣人 : 『私が』
[メイン] DIYUSI : 「……貴方と会話をして、わかった事がある」
[メイン] DIYUSI : 「確かに、貴方の会話は族に言うAI的ではある、だけど…」
[メイン] DIYUSI : 「貴方の中に心を見た」
[メイン] DIYUSI : 「貴方には…間違いなく感情があって…」
[メイン] DIYUSI : 「それであの子を守った」
[メイン] 名も無き隣人 : 『ココロ、カンジョウ』
[メイン] 名も無き隣人 : 『……私が』
[メイン] 名も無き隣人 : 『!』
[メイン]
名も無き隣人 :
『判別、不明。ですが、不透明性の高い負荷が、私の中に
あなたの、DIYUSI様の答えが、私の中の記憶媒体に大きく。
これは、これが、この負荷が、重さが、エラーが』
[メイン] 名も無き隣人 : 『"心"』
[メイン] DIYUSI : その返答に、頷く
[メイン] DIYUSI : 「そう、それが貴方の感情、揺さぶられて、どうしていいか分からなくなる」
[メイン] 名も無き隣人 : 『◆◆◆AIが入力中◆◆◆』
[メイン] 名も無き隣人 :
[メイン] 名も無き隣人 : 『……………要求、変更』
[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、DIYUSI』
[メイン] 名も無き隣人 : 『あなたに、頼みたいことがあります』
[メイン] DIYUSI : その言葉に耳を傾ける
[メイン] 名も無き隣人 : 『LIO・ONと、そして、私に』
[メイン] 名も無き隣人 : 『"日常"を教えてください』
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「その言葉を、待っていたよ」
[メイン] DIYUSI : 「私は”警備員”警備員には神聖な使命がある…」
[メイン] DIYUSI : 「私は貴方の…その使命の元に動こう、」
[メイン] 名も無き隣人 : 『…………ありがとうございます』
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「どうやら話は纏まったようだな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「肝心要の彼女たちの合意が取れているか不安だったが、すんでのところで取れたのなら幸いだ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「二人を救うために必要なことは、レヴォルトライザの追撃を止めるためのさらなる調査。これでいいな?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビルビル」
[メイン] DIYUSI : コクリ、同意する
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「異議が無いのなら、明日から早速動くとしよう」
[その他] system : [ ビル・ゲイツ ] ロイス : 2 → 4
[メイン]
DIYUSI :
「うん……」
LIO・ONの方に改めて振り返り
[メイン]
DIYUSI :
「……風邪ひくし、布団で寝よう?」
布団を差し出した
[メイン]
少女 :
「………!………」
DIYUSIの方を向いて。
[メイン]
少女 :
「…………」
それぞれの顔ぶれを見渡しながら。
[メイン]
少女 :
「………うん」
こくりと、頷いた。
[雑談] system : [ DIYUSI ] ロイス : 2 → 4
[メイン] 少女 : 少女は、差し出された布団を手に取り、そして初めて、その中で眠りに着こうとした。
[メイン]
少女 :
命令だから、そうした?
否定、これはきっと、違う。
[メイン] 少女 : だから、少女は口にする。
[メイン] 少女 : 「……ありがとう」
[メイン] DIYUSI : その言葉に、少し微笑み
[メイン] DIYUSI : 「……うん、お休み、LIO・ON」
[メイン] 少女 : 「………。」
[メイン]
りおん :
「……おやすみ」
窓辺へと視線を移し、そして空の奥に見える満月を見ながら。
自分のしたいことを、する。
その言葉を胸に刻みながら。
[メイン] りおん :
[メイン] りおん :
[メイン] りおん :
[メイン] 李舜生 : Middle 「HOWLING」 シーンプレイヤー:李 登場:任意
[メイン] 李舜生 : 1d10 (1D10) > 4
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 65 → 69
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 一人、夜の街を歩く。既に時刻は零時を過ぎているが、それでも街は眠らない。
[メイン] 李舜生 : 遅まきに家路につく者。ただ夜を楽しむ者。酔い潰れて地べたに座り込む者。喧騒は途切れない。その人混みの中に溶け込んで、李は今日もその他大勢の一人になる。
[メイン] 李舜生 : 例え知人や顔見知りとすれ違ったとしても、ここではきっとお互い気づけない。振り向いた時には、もうその背中すら、人混みに消えている。
[メイン] 李舜生 : ここでは、誰もが互いに無関心である。誰もが互いの顔を覚えない。無貌の街。『日常』は、誰もお互いを覚えない。
[メイン] 李舜生 : だからこそ、李にとっては……今は好都合だった。
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 『レヴォルトライザのエージェントの動きについて』
[メイン] 李舜生 : 情報:裏社会で
[メイン] GM : 8
[メイン] 李舜生 : 2dx+5 (2DX10+5) > 8[7,8]+5 > 13
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・レヴォルトライザのエージェントの動きについて
実働部隊は、一人。名は"ディキャパテイター"。
身体的特徴が詳細に書かれている、指名手配犯の一人だ。
保有するシンドロームは、ウロボロスとオルクス。
自らが所属するセルに忠実な男であるらしく、裏社会においても有名な人物らしい。
この男と敵対した者達は須らく、首を斬られてきた。
[メイン] GM :
[メイン] ディキャパテイター : すれ違う人混みの中。李の背後に背を向け、立ち止まるスーツの男。
[メイン] ディキャパテイター : 「何をお探しで?」
[メイン] ディキャパテイター : 顔は向けず、低い声で語りかける。
[メイン] 李舜生 : 道路脇にある柱時計を挟んで、お互いに背を向けたまま、男達は出会った。
[メイン] 李舜生 : 誰も彼も、気にした様子もない。街の背景として、二人の男は日常の片隅に居た。
[メイン] 李舜生 : 「警告だ」
[メイン] 李舜生 : 互いに顔も視線も合わせず、会話を続ける。
[メイン] 李舜生 : 「あの子供から手を引け」
[メイン] ディキャパテイター : 月の光が、丸眼鏡のガラスに反射し、目を隠す。
[メイン] ディキャパテイター : 「家族はいらっしゃいます?」
[メイン] 李舜生 : 「俺のことは調べがついてるだろ」
[メイン] ディキャパテイター : ブリッジの部分へ中指を添えながら。
[メイン] 李舜生 : 無感動にそう答える。元FH戦闘員である以上、FHの情報網から逃れられるとは思っていない。
[メイン] ディキャパテイター : 「いえ、いえ、普遍的なお話をしたいだけですよ」
[メイン] ディキャパテイター : 「人間を語るなら、ありますよね? 己を留める居場所くらいは」
[メイン] 李舜生 : 「……白々しい。根こそぎ奪った側だろうが」
[メイン] ディキャパテイター : 「お互い様では?」
[メイン] ディキャパテイター : 夜風が、男達の服を小さく揺らす。
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : それを否定は出来ない。何人も殺してきた。李もまた、奪う側だった。
[メイン] 李舜生 : 失ってから文句を言える立場ではない。だからこそ、ただただ隠遁をしていた。
[メイン] ディキャパテイター : 「やめましょうよ、"建前"は」
[メイン] ディキャパテイター : 「お互いの本音、ああ、いいえ」
[メイン] ディキャパテイター : 「─────"欲望"を語り合った方が」
[メイン] ディキャパテイター : 少し首を傾かせ、李の後頭部を見て。
[メイン] ディキャパテイター : 「私達らしいでしょう?」
[メイン] 李舜生 : 「……俺はもうFHじゃない」
[メイン] ディキャパテイター : 「そうでしょうか?」
[メイン] ディキャパテイター : 「やっていらっしゃること、何が違うのですか?」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : それもまた、否定は出来なかった。
[メイン] 李舜生 : なぜ、あの少女を助けようとしたのか。今もそうしようとしているのか。
[メイン] 李舜生 : 言葉では説明できない。する気もない。
[メイン] 李舜生 : 強いて言うなら。
[メイン] 李舜生 : 『気に入らない』からだ。
[メイン] 李舜生 : 理性的判断ではない。理屈なんてどこにもない。
[メイン] 李舜生 : つまりそれは、衝動的で……本能的な行動。
[メイン] 李舜生 : 『欲望』に根ざした凶行と、本質としては……何も変わらなかった。
[メイン] ディキャパテイター : 「私達はですね、いくら人間を語ったところで」
[メイン] ディキャパテイター : 「もう、"違いますから"」
[メイン] ディキャパテイター : 「私も、あなたも、"同じ"」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 言い返しはしない。それは、無言の肯定。
[メイン] 李舜生 : 結局、李は……いや、黒と呼ばれた一匹のオーヴァードは、どこまで行っても、日常では『異物』でしかなかった。
[メイン] 李舜生 : 誰も彼も互いを詮索せず、過去も根掘り葉掘り聞かれない環境……ほぼ地下社会と変わらないような旧市街にしか、李の居場所はない。
[メイン] ディキャパテイター : 「ですので、やめません?」
[メイン] ディキャパテイター : 「無意味ではありませんか」
[メイン] ディキャパテイター : 「私はこのまま、この道を歩いていきます」
[メイン] ディキャパテイター : 「あなたは、コンビニでも寄って、明日の朝食でも探せばよろしい」
[メイン] 李舜生 : 「……『弱者救済』を謳うセルが、歯の根を震わせて怯える子供を追い回すのか?」
[メイン] 李舜生 : 「釈然としないな」
[メイン] ディキャパテイター : ブリッジの部分へ、中指を再度立てる。
[メイン] ディキャパテイター : 「ご家族のことをお伺いしたのはですね、例え話がしたかったからですよ」
[メイン]
ディキャパテイター :
「あなたに大切なお父様、あるいはお母様
あるいは、ご兄弟がいらっしゃると"仮定"しましょう」
[メイン] ディキャパテイター : 含みを持たせるように。
[メイン]
ディキャパテイター :
「そして、会ったことも無い、それでいて"力"を持つ者が
家族の弱みを握っていたことが、分かったとしましょう」
[メイン] ディキャパテイター : 「端的に言って」
[メイン] ディキャパテイター : 「不愉快では?」
[メイン] 李舜生 : 「……つまり、セルとは関係なく、アンタの『衝動』で動いているということか」
[メイン] ディキャパテイター : 「否定はいたしませんよ、ええ、ええ」
[メイン]
ディキャパテイター :
「"欲望"に忠実であれ、それがFHですからね
間違っているとは、あなたには言わせませんよ?」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : それに対して、李はやはり……何も言えない。この男を詰問する権利も、責める権利も、李にはない。
[メイン] 李舜生 : どこまでいっても、ここに居る二人の男は……同じ穴の狢でしかない。
[メイン] ディキャパテイター : 「場所」
[メイン] ディキャパテイター : 「変えます?」
[メイン] 李舜生 : 「……これ以上、会話する意味は無さそうだな」
[メイン] 李舜生 : わかったことは一つ。どちらも折れるつもりなどない。
[メイン] 李舜生 : これは、二人の男がそれぞれの『欲望』と『衝動』に殉じているだけ。
[メイン] 李舜生 : 説得も交渉も出来ない。
[メイン] ディキャパテイター : 「お別れの挨拶はしなくても、よろしいので?」
[メイン] 李舜生 : 獣の遠吠え。いや、それ以下だ。
[メイン] 李舜生 : 「アンタこそ、遺書くらいは残してきたんだろうな」
[メイン] ディキャパテイター : くくく、と小さく笑う。
[メイン] ディキャパテイター : 「ご親切にどうも、痛み入りますよ」
[メイン] ディキャパテイター : ─────男達は、"闇"へと消えていく。
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 :
[メイン] ビル・ゲイツ : Middle 「山猫は眠らない」 シーンプレイヤー:ビル・ゲイツ 登場:任意
[メイン] ビル・ゲイツ : 64+1d10 登場/リザレクト (64+1D10) > 64+8[8] > 72
[メイン] DIYUSI : 76+1d10 登場/リザレクト (76+1D10) > 76+4[4] > 80
[メイン] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 64 → 72
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 76 → 80
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率B : 1 → 2
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 77+1d10 登場/リザレクト (77+1D10) > 77+3[3] > 80
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 77 → 80
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率B : 1 → 2
[メイン] ストリテラ : 67+1d10 登場/リザレクト (67+1D10) > 67+2[2] > 69
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 67 → 69
[メイン] ビル・ゲイツ : 方針を決めた4人が明日に備えようとして、しばらく経った頃──
[メイン] ビル・ゲイツ : 彼らは周囲に強力なワーディングが張られたのを察知した!
[メイン] ビル・ゲイツ : 「!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「!」
[メイン] DIYUSI : 「……!」
[メイン] ストリテラ : 明日の準備をしていた手をぴたりと止めて
[メイン]
りおん :
「…………」
窓の外をじっと見つめたまま。
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビル。夜明けにはまだ早いが日本人は随分と働き者のようビルねえ」
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] ロイス : 3 → 4
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「勝手な奴らだよ、まったく」
[メイン]
DIYUSI :
「この気配は…!」
あの時と同じ威圧感、これは…
[メイン]
りおん :
「………お兄さん」
ぽつりと、そう漏らした。
[メイン] DIYUSI : 「急がないと…LIO・ONはここで待ってて」
[メイン]
りおん :
DIYUSIの方へと振り向く。
その顔はどこか─────不安に満ちているように見えた。
目元が、眉が弱々しく震えて。
[メイン] りおん : 拳を、きゅっと握っていた。
[メイン] りおん : そして、冷や汗が、りおんの頬を伝っていった。
[メイン] りおん : 「………待、つ……?それは……」
[メイン] りおん : 「命令……?」
[メイン] DIYUSI : 「……!」
[メイン] DIYUSI : そうか…
[メイン] DIYUSI : この子は……
[メイン] DIYUSI : …同じだ、あの頃の私と
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] りおん : 「─────……だ」
[メイン] りおん : 掠れた声。部屋の空気に消えてしまいそうな。
[メイン] DIYUSI : 「LIO・ON」
[メイン] DIYUSI : 「貴方は…どうしたい?」
[メイン] りおん : 「………私は ……私は」
[メイン] りおん : 強く、DIYUSIを見つめて。
[メイン] りおん : 「嫌だ」
[メイン] りおん : 命令を、拒絶する。
[メイン] りおん : 「……行かなくちゃ ……否定、違う、私は」
[メイン] りおん : 「行きたい……!!」
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「なら…一つだけ約束して欲しい」
[メイン] DIYUSI : 「決して、私達から離れないで」
[メイン]
りおん :
「………承知!」
こくりと、強く頷いた。
[メイン] DIYUSI : その答えに、優しく微笑む
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「足手まといになるから置いてった方が良いと思うビルがねえ」
この男戦闘能力を一切持ち合わせていない。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「そもそもの話だ。やつらの目的は彼女だぞ?手元に置いておくか、護衛として戦力を分散させる必要が元々ある」
[メイン] DIYUSI : 「…分かっている、だけど」
[メイン] DIYUSI : 「彼女は、”命令”を否定し、自ら”選択”する道を選んだ」
[メイン] DIYUSI : 「私は…」
[メイン] DIYUSI : 「その選択を尊重したい」
[メイン]
りおん :
「お願い」
ビルゲイツ、そしてクルーゼを見上げながら。
[メイン] りおん : そして、りおんは、無機質な表情から……必死な顔で。
[メイン] りおん : 「……お願い……!」
[メイン] りおん : 頭を、下げた。
[メイン] りおん : 「お願い ……お願い、お願い……!」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「仕方ないビルねえ……」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「構わぬさ。君とてオーヴァードとしての耐久力は持ち合わせているのだろう。ならば守って見せるとも」
[メイン] DIYUSI : 「皆……」
[メイン] DIYUSI : 「……ありがとう」
[メイン] りおん : 顔を上げ、そして明るい表情を見せながら。
[メイン] りおん : DIYUSIの言葉に続くように。
[メイン] りおん : 「……ありがとう!」
[メイン] りおん : にこり。
[メイン] りおん : 「嬉しい」
[メイン]
りおん :
ロイス取得
DIYUSI 〇ありがとう/ごめんなさい
ストリテラ 〇ありがとう/ごめんなさい
ゲイツ 〇ありがとう/ごめんなさい
クルーゼ 〇ありがとう/ごめんなさい
[メイン] system : [ りおん ] ロイス : 1 → 5
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「では、愛しの彼を救いに行くとしようか。ビル、車の用意は頼めるな?」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「大丈夫ビルよ。ところでDIYUSI、敵について心当たりがあるなら車内で調べてほしいビル」
[メイン] DIYUSI : コクリと頷き、彼女は自身の力を展開する
[メイン] DIYUSI : マイナー
[メイン] DIYUSI : <オリジン:サイバー>
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 80 → 82
[メイン]
DIYUSI :
冴えない男の情報、
判定はUGNで
[メイン] GM : 11
[メイン] DIYUSI : (2+2)dx+3 【社会】 (4DX10+3) > 10[2,5,9,10]+10[10]+4[4]+3 > 27
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・ディキャパテイターについて
本名、佐々木 紀夫(ささき のりお)。
覚醒する以前は、夢を追うためにベンチャー企業へ就職し
会社のために、身を削る日々を送っていた。
記録によれば、サービス残業は当然であり、土日出勤も当たり前であった。
彼にとっては、充実した日々であったのが、しばらくずっとそうして過ごしてきたらしい。
だがしかし、新しい上司の元で働くこととなり、人生が一変したらしい。
記録によれば、手柄は全て上司に横取りをされ、つまらない仕事も多く回されてきた。
そうして精神が窶れた佐々木は、しばらく就業を務めるも限界が訪れ、自殺へと手を伸ばす。
その時に、"レヴォルトライザ"と出会う。その後の活動は不明であるが
彼の元上司は、その際に死亡が確認された。
[雑談] system : [ DIYUSI ] ロイス : 4 → 5
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : climax『Humind』 登場:任意
[メイン] 李舜生 : 1d10 (1D10) > 9
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 69 → 75
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 75 → 77
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 77 → 78
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
狭く、ジメっとした、薄暗い路地裏。
埃っぽく、人が通るには不適切な場所。
[メイン]
GM :
建物の影で、光らしい光は無く。
あるのはただ、天上から覗く、か細い光のみ。
[メイン] ディキャパテイター : 《ワーディング》
[メイン] ディキャパテイター : 静かな顔で、男はそれを放つ。
[メイン]
ディキャパテイター :
掛ける言葉はもう、何も存在しない。
獣はただ、狩る対象を捉えるだけ。
[情報] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 78 → 90
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 李……いや、黒。BK-201と呼ばれたオーヴァードが、そこには居た。
[メイン] 李舜生 : 強大なレネゲイドの奔流を受けてなお、衝動を垣間見せることはない。レネゲイドは暴走せず、ただ目前の『敵』を見据える。
[メイン] 李舜生 : いや、もしかしたら。
[メイン] 李舜生 : もはや、黒に……理性と衝動の境目など、存在しないだけなのかもしれない。
[メイン] 李舜生 : 目前の、ディキャパテイター……FHエージェントと同じように。
[メイン]
ディキャパテイター :
違いなど、本当に些細なものなのかもしれない。
それを果たすことで得られるものなど、お互いに高が知れているかもしれない。
[メイン]
ディキャパテイター :
しかし、男達は戦う。
それが
男だから。
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] GM : 1ラウンド目
[メイン] GM : セットアッププロセス
[メイン] ディキャパテイター : 無し
[メイン] 李舜生 : 無し
[メイン] GM : イニシアチブプロセス
[メイン] ディキャパテイター : 《加速する刻》
[メイン] ディキャパテイター : 男は徐に、冷たい地面に手を添える。影の広がるアスファルトに。
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : 《封印の楔》
[メイン]
ディキャパテイター :
対象は、黒。
対象とRCによる対決を行う。
エネミーが勝利した場合、指定したエフェクトをシナリオ間、使用不可。
[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 対決 (10DX10+11) > 9[1,2,3,4,5,8,8,8,8,9]+11 > 20
[メイン] 李舜生 : 4DX 素振り (4DX10) > 8[1,5,8,8] > 8
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン]
ディキャパテイター :
ウロボロスのレネゲイドは、相対するオーヴァードの体内へ潜る。
やがて、起源たる臓器へと侵蝕を開始する。
[メイン] ディキャパテイター : 路地裏、その時点で既に、この男の戦場であった。
[メイン] ディキャパテイター : 封じられるエフェクト、それは。
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : 《リザレクト》
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : オーヴァードとして覚醒した者ならば、誰しもが持つ不死性。
[メイン] ディキャパテイター : それを封じる。
[メイン] ディキャパテイター : ディキャパテイターという殺し屋は、そうやって狩ってきた。
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : ディキャパテイターの正規手番
[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 命中判定 (10DX10+11) > 9[1,1,2,2,3,5,6,6,9,9]+11 > 20
[メイン] 李舜生 : ガード
[メイン] ディキャパテイター : 3d+44 装甲・ガード有効ダメージ (3D10+44) > 18[5,4,9]+44 > 62
[メイン] 李舜生 : ガード値3
[メイン] 李舜生 : 59点もらう
[メイン] system : [ 李舜生 ] HP : 95 → 36
[メイン] ディキャパテイター : 刃物が闇の中で飛来する。動脈を正確に断ち切る軌跡で。しかし。
[メイン] ディキャパテイター : 「………さすがは、元同僚、といったところですか」
[メイン] ディキャパテイター : 男は思わず、そう声を漏らした。ブリッジの部分へ中指を添えながら。
[メイン] 李舜生 : 闇に溶け、視認も困難な刃。なんとか致命傷だけは避ける。
[メイン] 李舜生 : 戦闘に支障はない。体が動けばそれでいい。微かに服が避け、血が吹き散るが、黒は意にも返さない。
[メイン] 李舜生 : まっすぐ、ディキャパテイターの目を見たまま、夜を駆けていく。
[メイン] GM : 黒の手番
[メイン] 李舜生 : マイナーで戦闘移動。エンゲージ
[メイン] 李舜生 : オートアクションでアームブレイド装備
[メイン] 李舜生 : メジャーでアタックプログラムで殴る
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 90 → 92
[メイン] 李舜生 : 雷鳴の申し子もつける
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 92 → 97
[メイン] 李舜生 : 6DX+12 (6DX10+12) > 10[5,7,7,9,10,10]+6[3,6]+12 > 28
[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 ドッジ (10DX10+11) > 10[1,2,3,4,7,7,8,9,9,10]+6[6]+11 > 27
[メイン] ディキャパテイター : ヒット
[メイン] 李舜生 : 59+9+3D10 装甲有効 (59+9+3D10) > 59+9+18[1,8,9] > 86
[メイン] ディキャパテイター : 装甲値5
[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : 0 → -81
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 紫電が、迸る。
[メイン] 李舜生 : 稲妻のエフェクト。ブラックドッグのエフェクトを、いつの間にか握っていたダガーに纏わせ、ただただ前に出る。
[メイン] 李舜生 : 捨て身の一撃。守りなど一切考えていない、ただ相手を打ち倒すこと以外なにも考えていない一撃。
[メイン] ディキャパテイター : 「チッ」
[メイン] 李舜生 : FH戦闘員として、任務遂行のためなら命すら惜しむなと訓練をされてきた。それは、もう黒の骨の髄まで染み込んでいる。
[メイン] 李舜生 : 今更変えることなど出来ない。変えるつもりもない。
[メイン] 李舜生 : 血に塗れた獣として、自分と敵の血で、その爪牙を濡らすのみ。
[メイン]
ディキャパテイター :
洗練された?否、これは自分の命ですら、道具として扱う戦法。
人は必ず行動に制御がかかる、なればこそ、そこに隙が生じるのだが
そこが無ければ、無軌道に、そして予測を大きく超えた一撃を放つこととなる。
[メイン] ディキャパテイター : 鮮血が壁に塗りたくられながらも、相対する男も依然として黒を視界から離さない。
[メイン] 李舜生 : ディキャパテイターも十分に迎撃が可能。そんなことはお互いにわかりきっている。それでも。
[メイン] 李舜生 : 黒は、歩みなど止めない、その心の臓を抉り取ろうと、まだ前へと進む。
[メイン] 李舜生 : しかし。
[メイン] 李舜生 : 「……仕留めきれないか」
[メイン] ディキャパテイター : 薄暗い世界の中、眼鏡に反射する白光が二つ、そこに健在する。
[メイン] ディキャパテイター : まるで埃を退かすように、肩を手で払いながら。
[メイン] ディキャパテイター : ─────そのモーション後に再度放たれる、刃。
[メイン] 李舜生 : それは、黒の左胸を正確に抉った。
[メイン] 李舜生 : 致命傷。捨て身の一撃である以上、仕留めきれなかった後のフォローなどは考えられていない。
[メイン] 李舜生 : 口から激しく喀血しながら、弾き飛ばされる。アスファルトの上に、一匹の血塗れの獣が転がった。
[メイン] 李舜生 : 普通なら、これでもう動くはずなどない。
[メイン] 李舜生 : 例え重要臓器を失っていなかったとしても、失血死は免れない。それだけの傷を負っている。
[メイン] 李舜生 : それでも。
[メイン] 李舜生 :
[メイン]
李舜生 :
ロイス取得
『ディキャパテイター』 共感/敵意○
「……アンタも俺も、引き下がれるような生き方をしていない」
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : タイタス昇華、戦闘不能回復
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 肉体4なので10+4でHP14点で蘇生
[メイン] system : [ 李舜生 ] HP : 36 → 17
[メイン] system : [ 李舜生 ] HP : 17 → 14
[メイン] ディキャパテイター : 死を乗り越え、立ち上がる男を見て
[メイン] ディキャパテイター : 「……訂正しましょう」
[メイン] ディキャパテイター : 「私とあなた、同じであった、そう言いましたが」
[メイン]
ディキャパテイター :
・・・・
「変わってますね」
[メイン] ディキャパテイター : 相も変わらず、武具を両手の指の間に挟んだ、武装状態のまま。
[メイン] 李舜生 : 黒もまた、満身創痍ながらも、無理やり立ち上がる。心臓が潰れた程度で死ねるほど、ヤワな体ではない。
[メイン] 李舜生 : レネゲイドが即座に失った臓器を再生し、それでも失血で動きが鈍った体を生体電流の操作で強制駆動させる。
[メイン] 李舜生 : いつも、黒は、BK-201はこうして戦ってきた。
[メイン] 李舜生 : これまでも、これからも、変わりなどない。
[メイン] 李舜生 : しかし、だからこそ、予感があった。
[メイン] 李舜生 : おそらく、無傷では帰れない。いや、生きて帰れるかも怪しい。
[メイン] 李舜生 : 流石にブランクがあることは否定できない。まだ体は動くが、相手もそれは同じことだ。
[メイン] 李舜生 : しかも向こうは現役で、こちらは隠居してもう長い。鉄火場も久々だ。
[メイン] 李舜生 : 血の香りが、体中が訴える激痛が、以前よりも……薄れているのを感じる。
[メイン] 李舜生 : それはすなわち……死の気配。
[メイン] 李舜生 : すぐそこまで、死神が迎えに来ている。
[メイン] ディキャパテイター : 「やはり、似ているようで、"何か"が違う」
[メイン] ディキャパテイター : 「………信じるもののために戦う、根本的には同じだというのに」
[メイン]
ディキャパテイター :
「匂いも、それにその目も、私と何ら変わらないというのに」
目を細めながら。
[メイン] ディキャパテイター : 「私には、答えが見つかりませんし」
[メイン] ディキャパテイター : 「その答えを見つける余裕も、今は無いようで」
[メイン] ディキャパテイター : スーツの男は、構えながら。
[メイン] GM :
[メイン] GM : 2ラウンド目
[メイン] ビル・ゲイツ : 72+1d10 登場/リザレクト (72+1D10) > 72+6[6] > 78
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 80+1d10 登場/リザレクト (80+1D10) > 80+9[9] > 89
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 80 → 89
[メイン] DIYUSI : 82+1d10 登場/リザレクト (82+1D10) > 82+7[7] > 89
[メイン] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 72 → 78
[メイン] ストリテラ : 69+1d10 登場/リザレクト (69+1D10) > 69+3[3] > 72
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 82 → 89
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 69 → 72
[メイン] りおん :
[情報] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 89 → 101
[メイン] りおん : 李の前に立ち、両腕を広げる。
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 101 → 100
[メイン] ディキャパテイター : そして男は、それを見下げる。
[メイン] 李舜生 : 視界が、霞む。
[情報] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 89 → 102
[メイン] 李舜生 : 目前に、あの少女が立っている。その背中を見て。
[メイン] ??? : 「一緒に来なよ、黒」
[メイン] 李舜生 : 黙れ……アンバー。
[メイン] 李舜生 : 妹も、お前も、銀も……確かに俺は助けられなかった。
[情報] system : [ ビル・ゲイツ ] 侵蝕率 : 78 → 89
[メイン] 李舜生 : 言われなくても、もうすぐそっちに俺も行ってやる。
[メイン] 李舜生 : だから、もう少し、もう少しだけ……待っていろ。
[情報] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 72 → 80
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率B : 1 → 2
[メイン] 李舜生 : その少女の背格好や後ろ姿に、かつて自分を誘った少女が重なる。救えなかった女の影が見える。
[メイン] 李舜生 : 女の囁きが、琥珀色の声が耳朶を撫でる。幻聴だ。アンバーはもう死んだ。
[メイン] 李舜生 : だから、もし、そこにいるとすれば。
[メイン] 李舜生 : 「……下がって、いろ」
[メイン] 李舜生 : 「お前たちも……手を、出すな」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「おいおい、一線を退いて長い身が、一人で無茶をするなといったろう」
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「出来ない、これは最早、貴方だけの問題ではない」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「敵を討つときに無用なポリシーは捨てたまえ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「共闘、楽しかっただろう?また失うのは怖いかもしれないがな」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そうビルそうビル」
頷く
[メイン] ストリテラ : 李に軽く微笑んだあと、ディキャパテイターの方を見据える。
[メイン] りおん : 「命令、拒絶」
[メイン] りおん : 「……言った、自分の好きなことをしろ、と」
[メイン] りおん : 「だから、する」
[メイン]
りおん :
「……文句、言わせない」
少し振り返り、李を見上げながら。
[メイン] DIYUSI : 「…彼女もまた、選択する道を選んだ」
[メイン] DIYUSI : 「彼女の選択を…尊重して欲しい」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「やはり君が必要だと、姫は言っているのだよ」
[メイン]
ビル・ゲイツ :
「そうビルそうビル」
頷く
[メイン] DIYUSI : そのまま、ディキャパテイターに目を向け
[メイン] DIYUSI : 「ディキャパテイター、お前の過去を調べさせてもらった」
[メイン] ディキャパテイター : 目を細める。
[メイン] DIYUSI : 「…確かに、その過去には同情できる点もあった、自殺に手を伸ばそうとする程…」
[メイン]
DIYUSI :
「だが、お前は力を手にしてしまい、その結果、お前の元上司と同じような、力を持ち、それを自己の為に振るうだけの存在に歪められてしまった」
[メイン] DIYUSI : 「放っておけば、お前はその歪んだ価値観で、身勝手に弱者を屠る、それは看過できない」
[メイン] DIYUSI : 「だから」
[メイン] DIYUSI :
[メイン] DIYUSI : 「レヴォルトライザのエージェント、ディキャパテイター」
[メイン] DIYUSI :
[メイン] DIYUSI : 「使命の名の元に」
[メイン]
DIYUSI :
ディキャパテイター -/○浄化
「浄化を開始する」
[メイン] ディキャパテイター : くくく、と笑う。
[メイン] system : [ DIYUSI ] ロイス : 5 → 6
[メイン] ディキャパテイター : 戦況は、瞬く間に一変。
[メイン] ディキャパテイター : ほぉら、やっぱり、"違う"じゃないですか。
[メイン] ディキャパテイター : 私と、あなた。
[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、良いでしょう」
[メイン] ディキャパテイター : 「お互いに、譲れないものがありますからね」
[メイン] ディキャパテイター : そして男は構え。
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] GM : セットアッププロセス
[メイン] ビル・ゲイツ : なにも
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : ないけど?
[メイン] ディキャパテイター : 無し
[メイン] DIYUSI : セットアップ
[メイン] ストリテラ : なにもないです
[メイン] DIYUSI : 原初の黄:ファンアウト
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 102 → 106
[メイン] DIYUSI : 警備員が道を指示する…
[メイン] DIYUSI : さあ移動をどうそ
[メイン] ビル・ゲイツ : 全力で離れよう
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : ここでいいでしょう…
[メイン] ストリテラ : 10mほど距離を取りましょうか
[メイン] DIYUSI : 私もここにいよう
[メイン] GM : イニシアチブプロセス
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : なにも
[メイン] ディキャパテイター : 《加速する刻》
[メイン] DIYUSI : なにも
[メイン] DIYUSI : !
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ストリテラ : なにもないです
[メイン] ディキャパテイター : ─────やることは、変わらない。
[メイン] ビル・ゲイツ : なにも
[メイン] ディキャパテイター : この戦地。影を覆う世界をただ、利用する。
[メイン] ディキャパテイター : 地に手を着ける。
[メイン] ディキャパテイター : しかし、状況は良いものとは言い切れない。
[メイン] ディキャパテイター : なればこそ、力は解放しなければならない。
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : 《封印の楔》《拡散する世界》
[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : -81 → -101
[メイン] ディキャパテイター : 影は、この場にいる者全てに手を伸ばす。
[メイン] ディキャパテイター : 核の、その奥まで。
[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 対決 (10DX10+11) > 9[1,2,2,2,4,5,8,8,8,9]+11 > 20
[メイン] ディキャパテイター : 《妖精の手》
[メイン] ディキャパテイター : 1dx+21 (1DX10+21) > 5[5]+21 > 26
[メイン] ディキャパテイター : 《妖精の輪》《妖精の手》
[メイン] ディキャパテイター : 1dx+31 RC対決 (1DX10+31) > 8[8]+31 > 39
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 2dx (2DX10) > 8[2,8] > 8
[メイン] ビル・ゲイツ : 暴走中なのでリアクション不可
[メイン] DIYUSI : (4+2)dx+1 【精神】 (6DX10+1) > 9[4,4,4,8,9,9]+1 > 10
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 間違えた🌈
[メイン] ストリテラ : 私も暴走中でしたね
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : 封印の対象は、変わらない。
[メイン] ディキャパテイター : 《リザレクト》
[メイン] ディキャパテイター : しかしそれは─────。
[メイン] ディキャパテイター : 己にも、及ぶ。
[メイン]
ディキャパテイター :
「……ガハッ」
胸を押さえつけながら。
[メイン] ディキャパテイター : 呼吸を荒げつつも、戦闘体勢は崩さず。
[メイン]
ディキャパテイター :
「─────さぁ、始めましょうか」
髪を後ろへと捲り上げ。
[メイン] ディキャパテイター : 「掲げる理想のために、どちらかが絶えるまで」
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン]
GM :
イニシアチブプロセス
手番は、ストリテラ
[メイン]
ストリテラ :
マイナーで≪ハンドレットガンズ≫
射撃武器を作成します。
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 80 → 83
[メイン] ストリテラ : メジャーで≪小さな塵+コンセントレイト:エンジェルハイロゥ+マルチウェポン+ペネトレイト≫
[メイン] ストリテラ : ({8}+2)dx8
[メイン] ストリテラ : 🌈
[メイン] ストリテラ : (8+2)dx8 (10DX8) > 10[2,2,2,4,4,5,6,8,9,9]+7[2,6,7] > 17
[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 ドッジ (10DX10+11) > 9[2,3,4,5,5,5,6,7,8,9]+11 > 20
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 妖精の手を打とう…
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 100 → 104
[メイン] ストリテラ : ありがとうございます
[メイン] ストリテラ : 1dx8+17 (1DX8+17) > 10[9]+1[1]+17 > 28
[メイン] ディキャパテイター : ヒット
[メイン] ストリテラ : 3d+14 装甲値無視 (3D10+14) > 9[3,5,1]+14 > 23
[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : -101 → -124
[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 83 → 93
[メイン] ストリテラ : 両手に銃を構え、静かに目標に向けて撃つ。
[メイン] ディキャパテイター : 放たれた弾丸は、戦場慣れした彼にとっては避けるも容易いものであった……が。
[メイン] ディキャパテイター : 無軌道に、それは逸れた。領域によるものだ。
[メイン]
ディキャパテイター :
「………」
左肩を貫く。
[メイン] ディキャパテイター : 「……優秀な方々を揃えられているようで」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「君も私とは同類だろう!」
[メイン] ディキャパテイター : くくく、と笑いながら。
[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、"同じ"でしょう……ですが、あなたもやはり、"違う"」
[メイン] ディキャパテイター : 「同じ土地で育った匂いがありながらも、"違う"」
[メイン] ディキャパテイター : ブリッジの部分を中指で整えながら。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「何が違う!何故違う!」
[メイン] ディキャパテイター : 「………さぁ、私にも、分かりかねますね」
[メイン] ディキャパテイター : 「ただその結果は、ここに現れています」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「分からぬと逃げ!知らぬと耳を塞ぎ!!ただ差し伸べられた手を掴んだ結果だろう!!!」
[メイン] ディキャパテイター : くくく、と笑い。
[メイン]
ディキャパテイター :
「実に耳が痛い言葉をかけるもので、ええ、ええ
私はあなた方のおっしゃる通り─────"弱い"」
[メイン] ディキャパテイター : 「だからこそ」
[メイン] ディキャパテイター : 両腕を広げ。
[メイン] ディキャパテイター : 「─────"レヴォルトライザ"にいる」
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : ディキャパテイターの手番
[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 命中判定 (10DX10+11) > 9[1,1,2,2,2,3,3,7,9,9]+11 > 20
[メイン] ディキャパテイター : 対象は
[メイン] DIYUSI : 待った
[メイン] ディキャパテイター : 私と同じエンゲージの、黒、そしてりおん
[メイン] ディキャパテイター : どうぞ
[メイン] DIYUSI : 「……させない」
[メイン]
DIYUSI :
規 制 標 識
<原初の黒:時の棺>
[メイン] DIYUSI : 止まれの標識が、行動を妨害する
[メイン] ディキャパテイター : 「………おや」
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 106 → 118
[メイン]
ディキャパテイター :
放たれた刃は全て、看板によって阻まれる。
金属音を立てながら、いくつもそこに突き立てられる。
[メイン] DIYUSI : 「これ以上傷つけさせはしない…」
[メイン] DIYUSI : 「彼女なら猶更だ」
[メイン] りおん : 「………!」
[メイン] GM : DIYUSIの手番
[メイン] DIYUSI : 攻撃手段は特にない、パス
[メイン] GM : ゲイツの手番
[メイン] ビル・ゲイツ : なにも
[メイン] ビル・ゲイツ : あ、一応暴走解除する
[メイン] GM : わかった
[メイン] ビル・ゲイツ : 「…………」
[メイン] GM : 李とりおんの手番
[メイン] りおん : 待機
[メイン] 李舜生 : 「……俺が、やる」
[メイン] 李舜生 : そういって、立ち上がろうとするが。
[メイン] 李舜生 : 「くっ……」
[メイン] 李舜生 : まだ万全に回復していない、足に力が入らない。
[メイン] りおん : すぐさま李の横脇に入り込み、支え立つ。
[メイン] りおん : 「……ダメ」
[メイン] りおん : 青い瞳で、李の黒い瞳を見つめながら。
[メイン]
ラウ・ル・クルーゼ :
(君はもう少し休んでいるといい。私が時間を稼ごう)
声なき声が黒の元に届いた
[メイン] 李舜生 : 「クルーゼ……」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : (ふふ…任せておけ、君の今までの仲間に劣る気はないさ!!)
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 暴走はあえて解除しないぞ…
[メイン]
ラウ・ル・クルーゼ :
メジャーで絶対の恐怖+神の御言葉+領域調整+コンセントレイト+完全なる世界
ドラグーンシステムを起動させてもらう
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 15dx7+8 (15DX7+8) > 10[1,2,3,3,4,4,4,5,5,6,7,8,9,9,9]+10[2,4,4,5,8]+4[4]+8 > 32
[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 ドッジ (10DX10+11) > 9[1,2,2,3,3,4,7,8,9,9]+11 > 20
[メイン] ディキャパテイター : ヒット
[メイン] DIYUSI : ダメージ直前
[メイン]
DIYUSI :
<力の法則>
+6d10
[メイン] DIYUSI : 1d10 (1D10) > 6
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 118 → 124
[メイン]
DIYUSI :
言葉に彼女の体験を加える
ぐちゃぐちゃの画像の束
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 10D10+42 装甲無視 (10D10+42) > 41[1,6,1,6,1,9,6,1,9,1]+42 > 83
[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : -124 → -207
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 男の周囲から、無数の思念の塊が起動し宙へ浮かぶ
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : それは過去の男のあらゆる負の感情を、理性で切り離し別の存在としてコントロールしているもの
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : そしてそれには、ほんの少しばかりの相手に対する慈悲が込められていた。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「間違っているのだ!!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「その結果としてここにいるだと!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「お前になにが解る!私も!黒も!闇の中から抜け出してきたのだ!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「不幸自慢をするつもりは無いがね!!まだ貴様は引き返せるところにいるのだ!!!」
[メイン]
ディキャパテイター :
それは男の、言葉のエネルギーとも言うべきか
波状として反響し、ディキャパテイターの耳に送られるそれは
感情の高ぶりの結果、身体を動かす奥の、精神体へと影響を及ぼす。
[メイン] ディキャパテイター : 「ぐッ……!」
[メイン] ディキャパテイター : からん、かららん、と指の間から、刃物がいくつか落ちる。
[メイン]
ディキャパテイター :
「……闇と指すものが、テロリズムであれば、ええ、ええ
それは、認めましょう、ただ─────それは、余計なお世話というもの」
目から血を流しながら、崩れた体勢で構え続け。
[メイン]
ディキャパテイター :
「私にとっての救い、そしてあなたにとっての救い
それが、そもそも違う……それが、おそらくは"答え"
─────私はもう既に、"表"に飽いている、失望している」
[メイン]
ディキャパテイター :
「"表"には正しいこともあれば、間違っていることもある
それを分からないUGNではないでしょう……!
だからこそ、"こちら側"で救える手段を用意しておくのは
決して、間違った選択では……ない!」
[メイン]
ディキャパテイター :
「私は、"レヴォルトライザ"を愛する!
悪といくら罵られようが、その在り方が変わらない限りは
そこは私にとっての─────居場所だ!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「違うな!私にとって貴様は憎むべき敵であり、救おうなどとは考えていない! まだ無意識下で誰かの救いの手を求めているのか!? ならば滑稽というほかないなぁ!!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「私が真に気に入らないのはな…!!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「上司が変わったときも!レヴォルトライザの誘いを受けたときも!!貴様が自分の意志で自分の道を開こうとしなかったことだ!!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「選択肢のない身には…お前の存在はあまりにも眩い…!!それこそ殺したいほどになァ!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「お前はレヴォルトライザにも忠義など尽くしていないのだよ」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「なぜだか解るか? 私もFHにいたがな、実力があって組織に利があろうとも、勝手に動く駒など使いづらくて仕方が無いわ!!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「貴様は所詮忠義心のある自分に酔っているだけの男よ…」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「そうでなくばこの少女を追う理由などあるまい!!違うというのなら消えろ!!!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「なおも戦うというのなら──!!」
[メイン] ディキャパテイター : くくく、と男は、不敵に笑う。
[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、ええ、実に正しい」
[メイン] ディキャパテイター : 「何も反論することはできませんよ」
[メイン] ディキャパテイター : 「それこそが」
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン]
ディキャパテイター :
・・
「強者の理論ですから」
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : 「弱者というのを理解していない」
[メイン] ディキャパテイター : 「弱者というのは、たとえ選択があったとしても」
[メイン] ディキャパテイター : 「選べない」
[メイン] ディキャパテイター : 「道を切り開くことすら敵わない」
[メイン]
ディキャパテイター :
「あなたは道を作ることができた、それは素晴らしい
だからこそ、居場所を作ることができたのでしょう」
[メイン] ディキャパテイター : 「ですが、この世界には意志を持つことも叶わない者が多く存在する」
[メイン] ディキャパテイター : 「そういった者達のために戦う、それが、私であり」
[メイン] ディキャパテイター : 「"レヴォルトライザです」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 「そうか、それが貴様の選択か!! ならば望み通り戦おう!!! どちらかの喉笛が喰いちぎられるまでなァ!!!!」
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 思念体はますます勢いを増していった……
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 104 → 122
[メイン] 李舜生 : ゆっくりと、立ち上がる。
[メイン] 李舜生 : 時間は、稼いでもらった。
[メイン] 李舜生 : 「……恩に着る」
[その他] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] ロイス : 4 → 6
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : (よいのだよ…!さあ、ヒロインを救うのはヒーローの仕事だぞ…!!)
[メイン] 李舜生 : 血塗れの体。稼がれた時間は数秒。しかし、それだけあれば十分。
[メイン] 李舜生 : 紫電が、体を走り抜け。
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : マイナー ジェネシフト
[メイン] 李舜生 : 97+2d10 (97+2D10) > 97+15[7,8] > 112
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 97 → 112
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : メジャーでアタックプログラム+雷鳴の申し子
[メイン] 李舜生 : 7DX+14 (7DX10+14) > 10[1,2,4,5,7,7,10]+6[6]+14 > 30
[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 ドッジ (10DX10+11) > 10[1,2,3,4,5,5,6,7,9,10]+6[6]+11 > 27
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 112 → 119
[メイン] DIYUSI : ……誰かがやるしかない、というのなら
[メイン]
DIYUSI :
私も、彼と同じだ
昔の様に…
[メイン] DIYUSI : この手を罪に染めよう
[メイン]
DIYUSI :
李舜生のSロイスをタイタスに
一度きりのエフェクトを回復
[メイン] DIYUSI : 使うのは…
[メイン] DIYUSI : 力の法則
[メイン] DIYUSI : 1d10 (1D10) > 1
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 124 → 125
[メイン] DIYUSI : +6d10 (6D10) > 34[6,10,4,4,6,4] > 34
[メイン] DIYUSI : さあ、これを
[メイン] 李舜生 : 一度だけ、頷く。
[メイン] 李舜生 : 会話をしたのは、たった一度。まだ名前も知らない。
[メイン] 李舜生 : だが、それでいい。それで構わない。
[メイン] 李舜生 : もう、俺は。
[メイン] 李舜生 :
[メイン]
李舜生 :
Sロイス取得
少女と仲間 ○敬意/悔恨 「もう、仲間は失わない」
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : タイタス昇華、選ぶ効果は
[メイン] 李舜生 : ダメージバースト +5d10つける
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 7+89+5d10+34+4d10 (7+89+5D10+34+4D10) > 7+89+33[7,7,1,9,9]+34+32[7,7,8,10] > 195
[メイン] 李舜生 : 装甲有効
[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : -207 → -397
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : エフェクトを制御などせず、自ら生み出した紫電に体を焼かれながら。
[メイン] 李舜生 : それでも、ただ、男は走り。
[メイン] 李舜生 : 「……弱者、強者、そんなものは見方で変わる」
[メイン] 李舜生 : 「何が正しいか、間違っているか、俺は語るつもりはない。その資格もない」
[メイン] 李舜生 : 「だから、俺は……!」
[メイン] 李舜生 : 逆手に持ったナイフを、ディキャパテイター の心臓に刳り込み。
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 「ただ、俺の目に映る敵だけを倒す! 俺の『欲望』だけで!」
[メイン] 李舜生 : 「そこに、言い訳などしない、これは……」
[メイン] 李舜生 : 「俺の、咎だ」
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : 全力で、レネゲイドを励起させ。
[メイン] 李舜生 : 電撃を、ディキャパテイターにナイフを通じて流し込む。
[メイン] ディキャパテイター : 迸るそれは、血流をも一気に蒸発させ。
[メイン] ディキャパテイター : 爆裂する。男の心臓が。
[メイン] ディキャパテイター : 「………ガ………ハ……」
[メイン]
ディキャパテイター :
ぐったりと、巡らす酸素を失い、体勢が崩れる。
吐血した赤が、ぼたりぼたりと、スーツを汚し。
[メイン] ディキャパテイター : 「……………おめで ……と ……ござ…い ……ま……す」
[メイン] ディキャパテイター : にたりと、死に際に笑顔を作りながら。
[メイン] ディキャパテイター : 「あな……た、の……勝………ち」
[メイン] ディキャパテイター : 「……善……が……悪、を………断……つ」
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : 男の意識は、徐々に朧気へと消えて行く。
[メイン] ディキャパテイター : 痛みなど、とうに通り越して、もはや無痛。
[メイン]
ディキャパテイター :
されど人の体というのは、走馬灯を作り出す。
一説によれば、これまで生きてきた軌跡から
どうにか生き延びようと、起死回生の一手を打つために
脳が最後の足掻きとして、防衛反応として呼び起こされるものだ。
[メイン] ディキャパテイター : 目に映るは。
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : あーあ、碌な人生じゃない。
[メイン] ディキャパテイター : 薄っぺらい。面白味もない。
[メイン] ディキャパテイター : 弱者らしい、無様で、惨めな軌跡。
[メイン] ディキャパテイター : まぁ、でも、それなら、"らしい"んじゃないですか?
[メイン] ディキャパテイター : 弱肉強食。そんな言葉があるくらいなんだから。
[メイン] ディキャパテイター : 強者が勝ち残る世界こそが、健常なのだから。
[メイン] ディキャパテイター : だから私は、走馬灯の再生を、見ない。
[メイン] ディキャパテイター : 呪いの言葉すら、かけるのすら烏滸がましい。
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] ディキャパテイター : 「……あ……した……」
[メイン] ディキャパテイター : 「……てん、きに……」
[メイン] ディキャパテイター : 「なぁ………れ」
[メイン] ディキャパテイター :
[メイン] 李舜生 : 腕の中で、力尽きていくディキャパテイターを見て。
[メイン] 李舜生 : 黒は……ただ、瞑目した。
[メイン] 李舜生 : 「……俺は、善などではない」
[メイン] 李舜生 : 「ただ、『気に入らなかった』だけだ」
[メイン] 李舜生 : 自分の身勝手で、自分の欲望で、また一人の命を奪った。
[メイン] 李舜生 : その罪で、罰せられる日も……何れ来るだろう。
[メイン] ??? : 「 」
[メイン] 李舜生 : 急かすな、死神。
[メイン] 李舜生 : いずれ……俺も行く。
[メイン] 李舜生 :
[メイン] 李舜生 : そのまま、黒はナイフから手を放し。
[メイン] 李舜生 : その場に、倒れた。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : バックトラック
[メイン]
ビル・ゲイツ :
な
に
も
[メイン] ストリテラ : 不要ですね
[メイン] system : [ DIYUSI ] ロイス : 6 → 5
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 122 6
[メイン] DIYUSI : 侵蝕率125% ロイス5個
[メイン] りおん : 109% ロイス5
[メイン] 李舜生 : 119-6d10 これで未帰還だとカッコつかないから2倍でふっとく (119-6D10) > 119-34[7,2,10,4,9,2] > 85
[メイン] りおん : 109-10d10 2倍振り (109-10D10) > 109-56[10,8,4,3,6,8,9,4,3,1] > 53
[メイン] system : [ りおん ] 侵蝕率 : 109 → 53
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 122-6d10 通常振り/追加振り (122-6D10) > 122-31[4,4,4,10,4,5] > 91
[メイン] DIYUSI : 125-(5+5)d10 当然2倍振り (125-10D10) > 125-59[3,7,10,7,7,2,3,8,3,9] > 66
[メイン] system : [ 李舜生 ] 侵蝕率 : 119 → 85
[メイン] system : [ ラウ・ル・クルーゼ ] 侵蝕率 : 122 → 91
[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 125 → 66
[メイン] DIYUSI : 「……それでも」
[メイン] DIYUSI : 「……貴方は守ったよ…彼女を」
[メイン] DIYUSI :
[メイン] : 戦闘終了
[メイン] ビル・ゲイツ : ED 「振り返れば奴がいる」 シーンプレイヤー:ビル・ゲイツ
[メイン]
ナレーター :
任務を終えて夜の街を歩くビル・ゲイツ
[メイン] ナレーター : その背後を尾ける男がいた
[メイン] ??? : 「ふはははははは! ついに見つけたぞビル!」
[メイン] ビル・ゲイツ : 「その声は……!」
[メイン] ナレーター : ビルが振り向くと闇の中から白いスーツの男が姿を見せる。
[メイン] ナレーター : それはディアボロスの異名を持つ不死身のオーヴァード!
[メイン] カス・ゲイツ : 「まさかこんな極東の島国でお前と出会えるとはな」
[メイン] ナレーター : ゲイツ一族の闇に属する男。カス・ゲイツだった
[メイン] ビル・ゲイツ : 「ビールビルビルビル。何度かかって来てもユーじゃミーを殺せないビル」
[メイン] カス・ゲイツ : 「ぬかせ! 今日こそが貴様の命日! ゲイツ一族の裏切者を私が粛清するのだ!」
[メイン] ナレーター : その言葉と共にビル・ゲイツに襲いかかるカス・ゲイツ。
[メイン] ナレーター : ビルは即座に懐の《原初の混沌》を最適な武器に変化させてして迎え討つ。
[メイン] ナレーター : 夜の街で突如始まったゲイツ一族の光と闇の決闘……
[メイン] ナレーター : この戦いがこの国にどのような運命をもたらすのか……
[メイン] ナレーター : それはまだ誰も知らない……
[メイン] ナレーター :
[メイン] ナレーター :
[メイン] ナレーター :
[メイン] ナレーター : ────To be continued.
[メイン] ナレーター :
[メイン] ナレーター :
[メイン] ナレーター :
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : ED 「新しい生へ」 シーンプレイヤー:クルーゼ
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 私はあれから、自身のコネを使い記憶探索者を手配した。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : りおんから失われた、RBとの絆を取り戻すためだ。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 彼女には情緒が育ち切っておらず、到底独り立ちできる状態ではない。だというのに、黒が傍にしっかり付いていてやれるかという心配が残る。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : UGNの監視も手が足りていない以上、彼女にとってあのRBは友であるとともに生命線なのだ。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 自分と同じ生まれの不幸を持った彼女。いままではFHでなにもわからず悪事に加担していた彼女。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : それは、世を呪っていた私よりもより不幸な生だったと思う。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ : 私の願いはあのRBと同じだ。これからの生は明るい世界で送ることが出来るように願う。
[メイン]
ラウ・ル・クルーゼ :
影から祈らせてもらうこととしよう。
彼女を教え導くのは、私ではないからな。
もっと明るい世界の、汚れをしらないものが黒に力を貸せばそれが最善だ。
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン] ラウ・ル・クルーゼ :
[メイン] 李舜生 : ED 「ツキアカリのミチシルベ」 シーンプレイヤー:李・DIYUSI・りおん
[メイン] 李舜生 : ――市内のUGN関係の病院。
[メイン] 李舜生 : そこのベッドの上で、李は目を覚ました。
[メイン] 李舜生 : まだ、体の節々が痛む。みれば、体中包帯だらけだった。
[メイン] 李舜生 : 「……ここは」
[メイン] DIYUSI : 「……おはよう」
[メイン] 李舜生 : 「……アンタか」
[メイン] 李舜生 : 「アイツは……どうなった」
[メイン] 李舜生 : 少女のことを尋ねる。
[メイン] DIYUSI : 「…大丈夫、今はUGNの保護下にある」
[メイン] 李舜生 : 「……そうか」
[メイン] 李舜生 : 口元に、かすかに笑みを浮かべて、また真っ白な天井を見る。
[メイン] 李舜生 : 「侵蝕率も落ち着いたなら、もう、大丈夫そうだな……」
[メイン] DIYUSI : 「……まだ万全ではないはず、どうせならここで少し休んでいっても…」
[メイン] 李舜生 : 「いや、いい……それに、俺は……日常では異物だ」
[メイン] 李舜生 : ベッドから上体を起こして、頭を振る。
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン] DIYUSI : 「彼女は、どうするの?」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 「もう、驚異は過ぎ去った。UGNの庇護下にあるなら、衣食住も保障されるだろう」
[メイン] DIYUSI : 「……」
[メイン]
DIYUSI :
「UGNに入ってくれることは…出来ないだろうか」
李に対し
[メイン] 李舜生 : 「……俺は、あの男を殺した」
[メイン] 李舜生 : 「俺の『欲望』に従った結果だ」
[メイン] 李舜生 : 「決して、正義感や、使命感でやったわけじゃない」
[メイン] 李舜生 : 「それに……UGNのことは、俺は好きじゃないしな」
[メイン] DIYUSI : 「……分かってる、貴方がUGNが嫌いな事も、」
[メイン] DIYUSI : 「だけど…貴方の行動は結果的にあの子を救った」
[メイン] DIYUSI : 「それに…」
[メイン] DIYUSI : 「……うまく言えないけど、彼女には、貴方が必要だと思うんだ」
[メイン] 李舜生 : 「……アンタがいれば、大丈夫だ」
[メイン] 李舜生 : そう言って、ベッドから降りて、サイドテーブルの上においてあったパーカーを羽織る。
[メイン] DIYUSI : 「…駄目だよ、だって」
[メイン] DIYUSI : 「あの子はあの時…」
[メイン] DIYUSI : 「危険を冒してでも…」
[メイン] DIYUSI : 「貴方に会いに行ったのだから…」
[メイン] DIYUSI : 「…嫌ならUGNに入らなくてもいい、でも」
[メイン] DIYUSI : 「彼女のそばには…何とかいてくれないだろうか…?」
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 李は、押し黙ったまま、背を向けていた。
[メイン] 李舜生 : だが、ぽつり、ぽつりと。
[メイン] 李舜生 : 「俺も、セルから追っ手がかかっている」
[メイン] 李舜生 : 「今回のように、俺の独断で殺した奴も山ほど居る。怨みはいくらでも買っているだろう」
[メイン] 李舜生 : 「手を血で汚すとは、こういうことだ。俺と居るだけでも、危険が付き纏う」
[メイン] 李舜生 : 「……そうやって、かつて仲間を失った」
[メイン] 李舜生 : 「守るべきものは、むしろ……遠ざけたほうがいい」
[メイン] DIYUSI : 「……そっか」
[メイン] DIYUSI : 瞬間、彼女が思い出したのは
[メイン] DIYUSI : 死体の山、
[メイン] DIYUSI : 白く何も無くなった世界
[メイン] DIYUSI : ……何も選ばずに進んだ結果の世界
[メイン] DIYUSI : 「………」
[メイン] DIYUSI : だが、何も言えなかった
[メイン] DIYUSI : 彼女を、そんな環境に置くことなどできない
[メイン] GM : ─────がらりと、病室の扉が開かれる。
[メイン] りおん : 「拒絶」
[メイン] りおん : そこに立っていたのは、灰色の長い髪の少女。
[メイン] りおん : 李の顔を見上げながら。
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] りおん : そして、李の元へと歩いていき、服の裾を摘まむ。
[メイン] りおん : 「………私、変われた、自分のしたいこと、できた」
[メイン] 李舜生 : 少女を見下ろす。以前より、李の顔は青白かった。血を失いすぎた。それほどまでに、今回の戦いは際どいものだった。
[メイン] りおん : 「だから、もっと、したい」
[メイン] りおん : 背伸びをして。血の通っていない頬へ、手を伸ばす。
[メイン] りおん : 「恩返し、する」
[メイン] りおん : 「………私のしたいこと、応援、して」
[メイン] DIYUSI : ……思い出した
[メイン] DIYUSI : ”使命”を
[メイン] DIYUSI : 「私は”警備員”警備員には神聖な使命がある」
[メイン] DIYUSI : 「私も…貴方と共に彼女を守ろう、だから…」
[メイン]
DIYUSI :
「離れてやらないでほしい…お願いだ」
そういって、頭を下げる
[メイン] 李舜生 : 「……」
[メイン] 李舜生 : 二人の、李からみれば少年少女としか言えない子供達からの訴えに。
[メイン] 李舜生 : 李は、思わず天を仰いだ。
[メイン] 李舜生 : 見ているか、ディキャパテイター。
[メイン] 李舜生 : 俺はやはり、あの時アンタと死ぬべきだった。
[メイン] 李舜生 : アンタの理想を奪った罪ごと、弱者でも強者でもない狭間で、息絶えるべきだった。
[メイン] 李舜生 : だが、それはもう叶わない。
[メイン] 李舜生 : 生かし、殺し、そして生き残った以上。
[メイン] 李舜生 : 「……頼みがある」
[メイン] DIYUSI : 「……何?」
[メイン] りおん : じっと青い瞳で見つめながら。
[メイン] りおん : 「聞かせて」
[メイン] 李舜生 : 「もし、今回のようなことがあったら」
[メイン] 李舜生 : 「必ず、自分の身を優先しろ」
[メイン] 李舜生 : 「それを、約束してくれるのなら……」
[メイン] 李舜生 : 李は、静かに……また瞑目して。
[メイン] 李舜生 : 「俺は、必ず生きて戻る」
[メイン] りおん : 「…………」
[メイン] りおん : 「……約束、お互いのこと、よく知ってないと、できない」
[メイン] りおん : 李の顔を手で包んで、自分の方を向かせ。
[メイン] りおん : 「─────りおん」
[メイン] りおん : 「その名前に、約束して」
[メイン] 李舜生 : 「……黒(ヘイ)だ」
[メイン] DIYUSI : その言葉に、優しく微笑み
[メイン] DIYUSI : 「やっと、名前聞けた」
[メイン] 李舜生 : 「俺も名乗ったのは久しぶりだ」
[メイン] DIYUSI : 「……私はDIYUSI、よろしく」
[メイン] 李舜生 : 「ああ……りおん、DIYUSI」
[メイン] 李舜生 : 「俺は、『日常』を知らずに生きてきた」
[メイン] 李舜生 : 「これからも、この『日常』に生きるのは……難しいかもしれない」
[メイン] 李舜生 : 「それでも……俺の帰りを、待ってくれないか?」
[メイン]
りおん :
「待つ」
即答だった。
[メイン] りおん : そして。
[メイン]
りおん :
にこり。
微笑んだ。
[メイン] DIYUSI : 「…帰ってくると言うなら、待つよ」
[メイン] りおん :
[メイン] りおん : ロイス変更
[メイン] りおん : 黒 〇募情/不安
[メイン] りおん : 「これから、これからも、よろしく」
[メイン] りおん :
[メイン] 李舜生 : そっと、りおんの頭を撫でて。
[メイン] 李舜生 : 小さく微笑んだ後。
[メイン] 李舜生 : ふと、黒は思った。
[メイン] 李舜生 : 脆く、容易く壊れるからこそ。
[メイン] 李舜生 : ……『日常』は、むしろ『強い』のだと。
[メイン] 李舜生 : 壊れること、崩れること、それはきっと当たり前のことで。
[メイン] 李舜生 : そのたびに『どうするか』が大事なのではないか、と。
[メイン] 李舜生 : 未来を思うとは、『日常』を真の意味で守るとは。
[メイン] 李舜生 : ……そういうことなのではないだろうか、と。
[メイン] 李舜生 : ディキャパテイター、やはり、弱者とは力で守るものではないのだろう。
[メイン] 李舜生 : 弱者が弱者のまま、また立ち上がれるように支えること。
[メイン] 李舜生 : それが……守るということなのではないだろうか。
[メイン] 李舜生 : それが……アンタには、いいや、俺たちには。
[メイン] 李舜生 : 拳を振るうより、遥かに難しく、遥かに恐ろしいことだとしても。
[メイン] 李舜生 : 向き合っていくしか……ないのかもしれない。
[メイン] 李舜生 : 「課題は……多いな」
[メイン] 李舜生 : 小さく、黒は呟く。
[メイン] 李舜生 : きっと自分は、まだそれが出来ない。
[メイン] 李舜生 : ディキャパテイターのように、拳を振るい、欲望のままに駆け、そして、血塗れの獣のまま、いつかは死ぬ。他の道など、まだ見えない。
[メイン] 李舜生 : だが、それこそが。そう考えることこそが……きっと、弱者を騙る逃避になる。
[メイン] 李舜生 : 夜の闇の向こうは、まだ見えない。
[メイン] 李舜生 : それでも、月明かりくらいは。
[メイン] 李舜生 : ……信じても、いいのかもな。
[メイン] りおん : 「……あ、黒、DIYUSI、見て」
[メイン] りおん : 窓を指す。
[メイン]
りおん :
その先には、空。真っ白な雲で覆われていた。
しかし、徐々に動き。
[メイン] りおん : 光が漏れだす。
[メイン] りおん :
[メイン] りおん : 「いい天気」
[メイン] りおん :
[メイン] DIYUSI : 「……LIO・ON、いや…りおん」
[メイン] DIYUSI : 「一つ…やるべき事があった、ここでじっとして貰っていいかな…?」
[メイン] りおん : 「? うん、わかった」
[メイン] DIYUSI :
[メイン] DIYUSI : マイナー
[メイン] DIYUSI : <オリジン:サイバー>
[メイン] 名も無き隣人 :
[メイン] 名も無き隣人 : 『Hello world』
[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、DIYUSI』
[メイン] DIYUSI : 「あっ、どうも…」
[メイン] 名も無き隣人 : 『待っておりました』
[メイン]
名も無き隣人 :
『……まさか、本当に宣言通りに実行してしまうとは
これが……心の力、なのですね?』
[メイン]
名も無き隣人 :
『返せる物が何もありませんが
本当に……ありがとうございました』
[メイン] DIYUSI : 「それで…約束は覚えてる?」
[メイン] 名も無き隣人 : 『約束……検索中です』
[メイン] DIYUSI : 「……彼女に思い出させてあげなきゃ、貴方の事」
[メイン] 名も無き隣人 : 『……』
[メイン]
名も無き隣人 :
『……もうしばらくの時間が必要です
どうか、ご理解のほど、よろしくお願いいたします』
[メイン] DIYUSI : 「…そっか、」
[メイン] 名も無き隣人 : 『ですが、必ず、叶えます』
[メイン] DIYUSI : 「……わかった、信じる」
[メイン] DIYUSI : 「それと…もう一つ、」
[メイン] DIYUSI : 「……名前、付けない?」
[メイン] 名も無き隣人 : 『……なるほど、名前、ですか』
[メイン] DIYUSI : 「うん…やっぱり奇妙な隣人じゃどの隣人か分からないし…」
[メイン] DIYUSI : 「何か…寂しい気がするから…」
[メイン]
名も無き隣人 :
『かしこまりました、では、DIYUSI様
私に命名ください、あなたにお願いしたいです』
[メイン]
DIYUSI :
「私…?」
彼女は少し困った顔をして辺りを見渡す…
[メイン] DIYUSI : ……そこには
[メイン] DIYUSI : 彼女が指さした、月があった
[メイン] DIYUSI : 「……ルナ、とかどうかな?」
[メイン]
ルナ :
『………ルナ、ですか
個人名登録中です、少々お待ちください』
[メイン] ルナ : 視界にポップアップ表示される、ローディングマークの後。
[メイン]
ルナ :
『登録完了いたしました
私の名前はルナです、よろしくお願いいたします』
[メイン] DIYUSI : 「……うん、よろしくルナ」
[メイン] ルナ : 『……とても、良い名前ですね』
[メイン] ルナ : 『気に入りましたことを、ご報告させていただきます』
[メイン] DIYUSI : 「……うん、それなら良かった」
[メイン] DIYUSI : 月明かりが、3つの人影を映し出す
[メイン] DIYUSI : その道の先には、何が待つのか
[メイン] DIYUSI : ……願わくば
[メイン] DIYUSI : その先にも、光が続いていますように……
[メイン] DIYUSI :